
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
これは去年の12月のこと。初詣の話ではない。
守山郵便局へ行った帰り、少し離れたところに鳥居があるのが見えた。こんなところに神社があることを意識したことがなかったので、ちょっと寄っていくことにした。
生玉稲荷神社とある。こういう独立した稲荷神社は、名古屋では珍しい。愛知県でいえば、豊川稲荷など大きなところはいくつかあるけれど、名古屋市内で稲荷神社というと、境内社として入っているところがほとんどだ。

創建は社伝によると鎌倉前期の1200年頃というから、けっこう歴史がある。
当初はこんな社殿はなかったのではないかと思う。織田家とも関わりがあったというから、その頃にはある程度の体裁は整っていたのかもしれない。
江戸時代以降の社殿は第二次大戦の名古屋空襲で焼け、現在のものは戦後に再建されたものだそうだ。
明治12年に生玉稲荷と改名されたらしいのだけど、由来はよく分からない。江戸時代は小幡稲荷と呼ばれていたとか。



さほど広い境内ではないものの、奥の院まである。

お稲荷さんというと、なんとなくキツネを祀っているような気がしてしまうのだけど、キツネはただの神の使いで、キツネそのものが神として祀られているわけではない。
でも、やっぱりキツネに拝んでいるような気分になるのは私だけではないと思う。




通りから中に入った行き止まりのようなところに位置している神社ではあるけれど、隣は公園になっていて、朝市も行われているということで、人の集まる風通しのいい神社のようだ。
近所だし、お祭りや行事など、機会があれば訪れてみたい。
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