
SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / TAMRON 10-24mm
北九州シリーズは今日から小倉編。
小倉といえばまずは小倉城からだ。
現在へと続く小倉の街を作ったのは、細川忠興だった。忠興といえば、戦国時代に詳しい人にとっては有名人だけど、一般的には奥さんの細川ガラシャの方がよく知られているだろうか。
信長、秀吉、家康に仕えた文武両道の人で、茶人としても優れていたようで利休七哲の一人とされている。
忠興が小倉城の初代藩主となったのは関ヶ原の合戦のあとで、城郭自体の歴史はもっと古い。1270年前後には緒方大膳亮帷重という人物がこの地に居城したという記録が残っているという。その後、毛利家の領地となっていた。
九州の玄関口として、交通の要所でもあり、戦略的に重要な地でもあったため、戦や人の出入りも激しかった。長州征伐や西南戦争の舞台ともなり、戦時中は陸軍の駐屯地として使用された。
天守は江戸後期の1837年に火事で全焼して、その後再建されることはなかった。
現在の天守は戦後の昭和34年に鉄筋コンクリートで建てられたものだ。
野面積みの石垣や掘などの遺構がよく残っている。





天守の中は資料館になっている。
二度とない機会かもしれないから、天守と庭園と松本清張記念館セット750円のチケットを買って入った。
天守だけなら350円だ。







庭園、松本清張記念館編につづく。