いつ台風について訊かれても大丈夫なように - 現身日和 【うつせみびより】

いつ台風について訊かれても大丈夫なように

台風前の夕焼け空は不思議な色

Canon EOS 10D+SMC TAKUMAR 55mm(f1.8), f11, 1/100s(絞り優先)



 夕方の天気予報を見ながら明日は台風かと思ってふと窓を見ると、異様なオレンジ色に染まっている。何事かとベランダに出てみたら、空がこんなことになっていた。こりゃすごい。慌ててデジを持ちに戻り、たくさん写真を撮った。すごく不思議な色、そして、やるなスーパーマルチコート・タクマー55mm f1.8。とても300円で買ったレンズとは思えない発色と描写だ(超琢磨カビありジャンクで300円)。
 135mmタクマーといい、この55mmといい、タクマーってもしかしてすごく実力があるんじゃないだろうか。EOSとの相性がいいというのもあるのか、Canonのレンズとはまったく違う深い色合いになる。影の部分が黒くつぶれずしっかり残るのもいい点だ。EF50mmよりタクマーの方が上かもしれない。

 明日、本当に台風が来るのかどうかは分からないけど、いい機会なので台風について少し勉強してみた。知ってるようで知らなかった台風についてのあれこれ。知ってるつもりだった昨日までの自分にさようなら。
 たとえば、3回目のデートで、ねえ、台風の定義って知ってる? なんて会話が交わされる確率はおそらくかなり低い。ものすごく低いと言ってもいい。でも、可能性はゼロじゃない。そのとき、当たり前のように答えられる男に私はなりたい。台風についてくわしい男がモテるかどうかは別にして。
 答えは、熱帯低気圧で秒速17メートル以上の風が吹いてるものが台風だ。更に正確に言えば、赤道より上の太平洋や南シナ海で発生した熱帯低気圧で、最大風速の10分間平均が34ノット (17.2m/s)以上のもを台風と定義するということになる。しかし、おそらくそこまでの答えを彼女は求めていない。詳しすぎる回答はかえってマイナスポイントとなるので気をつけよう!
 どうして夏にしか発生しないかというと、海面の温度が26度以上じゃないと台風は作られないからだ。発生のメカニズムはよく分かってないらしいのだけど、暖かい空気が水蒸気となるときに生じたエネルギーに対して偏東風とかいうのが波動となって空気が渦を巻き、熱帯低気圧になるとかなんとか。自分で書いていてもよく分からんっ。
 日本の方にやって来るのは、地球の自転の関係で北へ向かうのと、風に乗ってやって来るのとふたつの理由があるのだそうだ。東風が吹いていれば台湾の方へ向かい、西風が吹いていると北東に進んで日本の方にやって来る。ただ、気圧の関係などいろいろな要素があって、完全な進路予測は難しいようだ。天気予報でもよくはずしている。
 年間27個くらいの台風が発生して、接近するのが約10個で、そのうちの3個くらいが日本上陸となるらしい。最大が昭和42年の39個で、最小が平成10年の16個というから、けっこうバラツキがある。
 台風の平均寿命は5日ほど。海面や地面との摩擦などでエネルギーを失いながら進んでいき、やがて勢力を失って温帯低気圧となる。

 古来日本では台風のことを、野分き(のわき)と呼んでいた。『源氏物語』にも出てくるらしい。それが明治の終わりに、颱風(たいふう)と名前が変わり、戦後、漢字が難しすぎるので当用漢字の台を当てることとなり、台風となった。
 一般的な颱風の由来としては、中国で大風(タイフーン)と呼んでいたものがヨーロッパでtyphoonと表記され、それがもう一度中国に戻ったとき颱風という字を当てはめたというのがある。あるいは、台湾あたりで吹く強風ということで颱風と名づけられたという説もある(他にも諸説あり)。
 台風という呼び名は、日本だけで通用するもので、同じものでもコースを外れると別の呼び名になったりする。インド洋南部や太平洋南部ではサイクロン、フィリピンあたりではバギオ、大西洋北部ではハリケーンとかトロピカルストームになる。
 アメリカなんかではよくハリケーンに名前を付けたりしている。日本でも過去にいくつか名前が付けられたものがあった。有名なのは伊勢湾台風だろう。他にも、洞爺丸台風、狩野川台風、宮古島台風、第2室戸台風、第2宮古島台風、第3宮古島台風、沖永良部台風の8つがある。最近は、年数と発生順に付けられているようだ。たとえば今年なら、200610号のように。
 沖縄では、カジフチ(風吹き)とかテーフー(台風)とか呼んでいるそうだ。なんだか迫力に欠ける呼び名だけど大丈夫だろうかとちょっと心配になる。
 これだけ台風について勉強しておけば、いつ台風ネタを振られても大丈夫だろう。こうして私は台風についてはちょっとうるさい男となったのだった。いつでも私をデートに誘ってくださいね。

 台風一過と聞くと、私はいつも台風一家という言葉が頭に浮かぶ。元ヤンキーの若いお父さんとお母さん、ユニークな髪型をさせられている男の子ふたりが焼き肉屋にやって来て、さんざん騒いで店員に文句を言い、子供は傍若無人に暴れ回り、ようやく2時間後帰っていったあとの店内のしらけた感じ。これぞまさに台風一過。
 波浪警報は、ずっとハロー警報だと思っていた。自転車に乗った二人組の外国人に話しかけられるのに気をつけろ、みたいな。
 そういえば最近、台風の現地に行って、カッパを着せられて体を斜めにしながらレポートしてる絵を見なくなったな。あれ、けっこう好きだったんだけど。
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コメント
非公開コメント

こんばんわ~。
そちらは、台風が近づいてきているんですね。

それにしても、不気味なほどのオレンジ色ですね。

なんだか、「雪明り」にもちょっと似ている感じがするのは私だけかしら。

2006-08-09 20:44 | from kuroneko

雪明かりっていい言葉

★kuronekoさん

 こんにちは。
 雪明かりなんて言葉があるんですね。知らなかったです。いい言葉だ。
 小樽の雪明かりの路が有名なようで。
 なるほど、灯りが雪に反射するとこんなオレンジ色になるんですね。幻想的。

 台風は、直前で急カーブしてこっちには来ませんでした。(^^;
 まだ上陸するには季節的に早いですからね。
 でも、そうこうしてるともうすぐお盆で、北海道はそろそろ秋の気配がただよってくるのかもしれないですね。そちらの夏は短いから。
 今の内に目一杯夏を味わっておいてくださいね。(^^)
 写真も楽しみにしてます。

2006-08-10 03:46 | from オオタ | Edit

はじめまして

こんにちは

私も、この空を東京でみました!
ほんとうにピンクになったりオレンジになったりきれいでしたね!!
職場の人たちもみんな見とれていました。

カメラを持っていなかったのが残念。

台風の時も空が変わるけど
地震がくるときも空がかわるってうわさは本当かなぁ

2006-08-10 12:23 | from かおりん

空を読めるようになるかな

★かおりんさん

 はじめまして、こんにちは。
 いらっしゃいませ。(^^)

 あの日は東京の空も不思議色に染まってましたか。全国いろんなところでいい焼け具合だったみたいですね。
 やっぱり台風の影響だったのかな?
 こちらは風さえ吹かなかったけど、そちらは大丈夫でしたか?

 地震雲とか、地震の前触れの空とかって言いますよね。阪神淡路大震災のときも、あとになってそういえば空がおかしかったなんて話がたくさん出てきてたし。
 けど、どうなったら危険なのかって分からないんですよね。だったら予知にならないー。(>_<)
 毎日空を見上げていたら、何か違いを感じて気づいたりできるでしょうか。

2006-08-11 03:22 | from オオタ | Edit

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