
SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 + 3600HS(D)
小幡緑地のトンボ撮りは、この夏これで四度目だったか五度目だったか。もう少し完成度が上げられそうな気がして、また撮りにいったのだった。
この日は雲が多いながらも青空が広がり、無風に近いトンボ撮りには好条件だった。青空に浮かぶ雲は、水面に映ってアクセントとしての役割を果たす。
夏の終わりに、夏らしいトンボ風景を撮ることができた。

最初は50mmマクロで撮って、後半10-24mmに切り替えた。
ここのオニヤンマは、3分から5分に一度くらい巡回してくるので、チャンスは多い。ただ、毎回微妙にコース取りが違うため、同じ場所に構えていればいいわけではない。本当に近くを通るのは10回に1回とかだ。
1メートル以内に引きつけるというのが最近のスタンダードになっている。夏のはじめに比べるとだいぶ進歩した。

これまでで一番近い。60センチか70センチくらいだから、レンズ前すぐといった感じだった。
目にピントが合わなかったのと、被写体ブレがあるので満点とはいかないのだけど。


ここからは10-24mmで、主に10mmで撮る。

日も陰ってきて、そろそろ終わりにしようと思いつつ、何気なく流し撮りをしたら、思いがけずカッコイイのが撮れた。
これはいけるかもということで、ここからは低速流し撮りを試みることにした。
これが面白くて、日暮れまでやっていた。

シャッタースピードは1/30秒くらいで、フラッシュも当てている。



この日はまだ完成には至らなかったのだけど、あらたな可能性を感じさせた。
低速流しは、トンボのスピード感を表現するのに適している。
1/30秒でもまだ少し速い。背景の流れ方と、水面や空の色を上手く取り込みつつ、1/10秒くらいで止められるといい感じになるんじゃないかと思う。

夏が終わるまでにあと1、2回は撮る機会があるはずだ。この夏中に一枚撮りたい。