
SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 5600HS(D)
サギソウ飛ばしを完成させるべく、森林公園へ。
しかし、サギソウはもはやほぼ終わっていた。湿地の主役はサギソウからシラタマホシクサに移りつつあった。しばし立ち尽くす。終わりはいつも唐突にやってくる。すべからく。
気温はここへ来て最高記録を更新しているものの、夏の終わりの気配がだんだん色濃くなっていく。セミの鳴き声は、アブラゼミからツクツクボウシに変わった。夏休みももう、10日を切った。


わずかに乗ったサギソウでサギソウ飛ばし。
結局、完成形が頭の中でさえ完成しないままシーズンが終わろうとしている。去年から半歩くらいしか進まなかった。
マルチ発光によるサギソウ乱舞は、来年へ持ち越しとなりそうだ。

飛ぶセミ撮りは、とにかく難しすぎる。あとひと月夏が続いたとしても撮れそうな気がしない。これまで撮ってきた中で、間違いなく最高難度の被写体だ。
夏の里風景。青空に白い雲が浮かび、田んぼの稲は青々と育って風に揺れている。そこへセミが1匹、こちらへ向かって飛んでくる。カメラとの距離、2メートル。そこまで引きつけて、ジャストミート。
そんな風景を思い描いていたのだけど、今のところ、可能性は感じない。








夏はもう少し続く。
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