
SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5
瀬戸電の終点、尾張瀬戸駅前に瀬戸蔵ができたのが2005年。愛・地球博で瀬戸市はサテライト会場となり、その玄関口となる尾張瀬戸駅も大きく様変わりすることになる。せとものの街・瀬戸を紹介する瀬戸蔵は、目玉のひとつだった。
瀬戸蔵はこれまで何度となく訪れているのに、その中にある瀬戸蔵ミュージアムはまだ一度も入ったことがなかった。一度くらいは行っておかなくてはと思いつつ、8年近い歳月が流れていた。
ようやく行く気になったのは、ずいぶん前に手に入れていた招待券の期限が3月いっぱいに迫ってきていたからという理由だった。
一言で言えば、せとものに関する博物館だ。各地にある民俗資料館のせともの版といえば想像がつくだろうか。社会見学で連れていかれそうな場所という言い方もできる。
瀬戸電関連の展示にも力を入れている。2001年に建て替えられた旧尾張瀬戸駅の駅舎が再現され、瀬戸電を走っていたモ754号が置かれている。これらを目当てに訪れるという人もけっこういそうだ。私としても、瀬戸電関連中心に撮ることになるだろうというのは行く前から想像がついていた。
それにしても、緑色の瀬戸電は記憶の中にない。かつては名古屋城のお堀の中を瀬戸電は走っていた。小さい頃は大森駅の近くに住んでいたから、親と一緒に乗ったことがありそうなものだ。
あと20年もしたら、瀬戸電は昔赤い色をしていたという話をして若者に驚かれたりすることになるだろうか。

この駅舎も覚えていない。確実に利用しているし、見てはいるはずなのだけど。






写真と鉄道に目覚めるのが遅すぎた。現役のときに撮っておきたかった。


資料エリアもざっと目を通した。
興味のある人にとっては、とても充実した展示品だと思われる。



何度も行きたいとは思わないけど、一度は行っておいてよかった。
写真はやはり瀬戸電中心になった。なかなか面白い。
自分が行くまでに8年もかかっておきながら、一度は行っておいて損はないですよとオススメしたい。