
SONY α55 + SONY 35mm f1.8 他
日々の暮らしの中で、ふと心惹かれた場面に向かってシャッターを押す。
それは記録のためではなく、誰かに向けたものでもない。思い出に残したいというほど強い気持ちでもないけれど、自分にとって何でもないわけではない。記憶するために撮るとでも言えばいいだろうか。
連続する光景の間に、栞を挟むように。
「名もなき風景の声を聴け」
そんな言葉を自らに向かって小さくつぶやいてみる。
目にした人が自分の中で、別の記憶とつながったとしたら、これらの写真には何某かの意味があるということになる。









人も街も、日々の営みを繰り返しながら、とどまることなく変わり続ける。
愛しき日々のカケラを拾い集めて、箱の中に詰め込んでいく。
価値が出るか出ないかは、ずっと先になってみないと分からない。
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