
今年もまたセリバオウレンの季節がやってきた。
撮り始めて今年でもう7年目になる。毎年、2月の後半くらいに行くことが多いのだけど、今年はちょっと早めに出向いてみた。たぶん、花は1月の半ばくらいには咲き始めていたのだと思う。2月前半の時点で、まだ半分も咲いていないくらいだった。見頃はやはり、今月の中旬以降になりそうだ。
去年、2年前、3年前と、さかのぼって自分が撮った写真を見てみると、一年ごとに多少なりとも進歩しているのが分かる。毎年、今年は多少撮れたと思うのだけど、一年後に見てみると恥ずかしいくらい撮れていない。来年の今頃、今日の写真を眺めると、きっと同じように感じるのだろう。成長がないよりはましだけど。
セリバオウレンは、春の妖精、スプリング・エフェメラルと呼ばれる野草のトップバッターだ。立春も過ぎ、いよいよ春がやってくる。











セリバオウレンは、非常に手強い被写体だけれど、写真に撮って初めてその魅力を知ることができる花という言い方もできる。肉眼で見ると、枯れ葉の中に埋もれるように咲く白くて小さい地味な花だ。
ごく限られた場所にしかないから見たことがないという人も多いんじゃないかと思う。普通に生活していたら一生目にすることはないだろう。
だから、この花を写真に撮ることは価値がある。桜のように写真よりも自分の目で見た方が感動できる花とは違う。
その魅力を余すところなく伝えられるものが撮りたいと思うけど、これがなかなか難しい。今年もまだ、足りなかった。
【アクセス】
・名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から名鉄バス「しなのバスセンター」で下車。瀬戸市コミュニティバス岩屋堂線に乗って「岩屋堂」下車。
・無料駐車場 あり
瀬戸市岩屋堂webサイト
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