
SONY α55 + SONY 35mm f1.8
初詣神社巡りシリーズは今回が最終回。
ここは晴明神社。そう、名古屋にも晴明神社はあるのだ。
言い伝えによると、かつて安倍晴明が住んでいた場所ということなのだけど、晴明が名古屋で暮らしていたということが書かれた文献はない。この地を通りかかったときに、村人に請われてマムシ封じをしたという伝説があるとかないとか。
一番信憑性がありそうなのは、晴明の子孫が移り住んだ土地で、その人たちが晴明を祀る神社を建てたという説だ。近くにある上野天満宮は、清明の子孫が建てたという話で、まんざら荒唐無稽な話とも思えない。このあたりは今でも清明山という地名が残っている。
ナゴヤドームのすぐ南、住宅地に囲まれた一角に小さく取り残されるように建っている。昔は忘れられて打ち捨てられたようになっていたというけど、一時の安倍晴明ブームもあって、近頃は若い人たちも訪れるようになった。
名古屋恋の三社めぐりのうちの一社にもなっている。
私自身がここを訪れるのは、5、6回目だろうか。なんだかんだでちょくちょく来ている。

供え物などが正月らしくなっていた。
歴史を感じさせるようなところではないけれど、きちんと手入れされている温かみの感じられる神社だ。

ついでといっては失礼なのだけど、矢田の白山神社にも寄っておいた。
去年初めて訪れて、今回が再訪となった。
なんとなく不思議な雰囲気の神社で、どこか落ち着かない。吹き抜け感が強いというのか、晒され感が強いというか、境内の空気が漏れているとでもいおうか。それが嫌な感じというのではないのだけど。

拝殿の彫り物。

本殿はコンクリート製。

これで初詣の神社巡りはおしまい。
片山神社へ行けなかったことが心残りだった。
恋の三社めぐりと、名古屋三大天満宮と、それぞれ二つ行ったから、残りも行っておかないと気分が落ち着かない。高牟神社と桜天神は近いうちに行くことにしよう。
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