
SONY α55 + SONY 35mm f1.8
初詣神社巡りは続く。
天満宮つながりで山田天満宮へとやってきた。
名古屋で合格祈願をするならここと決まっている。いや、決まってはいないのだけど、個人的にはここにお願いすると必ず受かるような気がして、定番祈願所となっている。名古屋では三大天神とされる天神様があって、前回紹介した上野天満宮と、ここ山田天満宮、桜天神がそれに当たる。どうしても合格したい場合は、三つを巡って拝み倒すしかない。
天満宮はどこも梅がつきものだけど、山田天満宮は特に梅の季節がいい。今年の梅は遅いようで、まだまったく咲き出しそうになかった。去年も冬から春先にかけて花の開花が遅れた。今年もそうなりそうな感じがする。12月から寒い日が続いた。

この神社の境内には金神社(こがねじんじゃ)があって、そちらの人気が高い。金運が上がって商売繁盛の御利益があるとかで、いつ行っても参拝者が訪れている。その筋ではよく知られているのだろう。
金神社はあとから合祀されたもので、山田天満宮は、尾張徳川二代藩主の光友が1672年に、名古屋城の鬼門を守るために、太宰府天満宮から勧請して創建したものだ。
もともと天満宮は、左遷されて無念の死を遂げた菅原道真の怨念を押さえ込むために建てられたものだった。祟る霊を神として祀って、そのエネルギーを逆利用しようという発想が日本人らしい。
道真を左遷した関係者が次々と病死したり雷で打たれて命を落としたことから、天神と同一視されて、天神さんと呼ばれるようになった。
鎌倉、室町時代は、恐ろしい天神様だった道真が、学問の神として慕われるようになったのは、江戸時代になってからだという。




梅の花が咲いたら、また訪れようと思う。
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