
SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 + 3600HS(D)
今週も前半に東山植物園へ行った。
東山は紅葉が遅かったから、最後の散り葉撮りができるのではないかと期待していた。紅葉の葉はけっこう残っていたものの、この日は微風。風が吹かなければ葉は散らない。チャンスのようで、まったくといっていいほどチャンスはなかった。時期的なタイミングと風という二つの条件が揃わないと撮れないし、風も強ければいいというわけではなく、ほどよい強さでなければならない。
そんなものを撮ることに意味があるのかと疑問に思ってはいけない。つべこべいわずに撮るのみだ。文句は撮ってから言えと、自分に言い聞かせた。

散り葉撮りは、こんなふうに半分くらい空抜けしているところが望ましい。バックが全面的に紅葉だと、落ちてくる葉っぱが背景に溶け込んでしまう。
構図は決まったけど、何しろ葉が落ちてこない。

この日唯一のチャンスがこのときだった。
捉えたと思ったのに、写真を見ると撮れてなかった。シャッタースピードは1/2000で充分だったけど、ピントを合わせきれなかった。
葉っぱは垂直落花ではなく、水平落花でこそ成功といえる。

これ以上粘っても可能性は低そうだったので、通常の紅葉撮りに切り替えた。まだ名残の紅葉があった。






スミレの返り咲き。
早春の野草のいくつかは、秋が深まったこの時期に、もう一度咲く。

蛾がいた。12月まで粘って生き残るとはたいしたものだ。

来週、もう一度最後のチャンスに賭けたい。寒いのは嫌だけど、このときばかりは風が吹いて欲しい。