
SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 + 3600HS(D)
傾向として寒くなるほど和食を欲する気持ちが強くなるような気がする。実際のところそういう偏りはないのかもしれないけど、気分としてはそうだ。
純然たる和食からは遠いにしても、洋食とは呼べず、大きくいえば和食に類する3品が並んだ。気分は皿にも表れている。

「ブリの甘辛煮」
珍しくブリを使ってみた。定番のブリ大根や照り焼き以外に調理法はないか考えて、マグロのポジションにブリを起用することを思いついた。マグロの甘辛煮をブリでやったらどうなるか。
結果は、まあ、なくはない。ブリ特有のクセは残るものの、これはこれで成立している。マグロを超えているかといえば超えていないけれど。
ブリに塩、コショウ、酒を振る。
酒、みりん、しょう油、豆板醤、ショウガ、砂糖に、刻んだネギとしめじ、ブリを加えて、浸ける。
そのまま煮て、ブリに火を通す。
思い出してみると、わりと美味しかったような気もする。

「ダイコンの中華風煮」
米のとぎ汁でダイコンを下茹でする。
酒、みりん、中華の素、ショウガ、水に、ダイコン、エビ、キャベツ、カニかま、ダイコンの葉を入れ、煮る。
白だし、塩、コショウで味を調える。
ちょっと面白い味だった。ラーメン風のスープにダイコンや野菜が入った感じ。ショウガの存在感と、キャベツの旨みが効いていると思われる。

「豆腐と鶏肉、しいたけの焼き煮」
ごま油で鶏肉とタマネギを炒める。
ほうれん草を下茹でする。
酒、みりん、白だしを加える。
絹ごし豆腐、しいたけ、ほうれん草を追加して炒める。
白ごま、唐辛子、塩、コショウで味付けを完成させる。
そろそろ料理も秋から冬へ移行していく頃だ。今年もまた、松茸も、サンマも登場しなかった。冬になってもたぶん、カニは出てこないと思う。