
SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D)
三重県亀山市の東海道関宿街道まつりに行ってきた。
関宿はおととしの春に一度訪れている。今回はお祭りということで、前回とはまったく違った雰囲気だった。
かつて東海道の宿場町だった頃も、このような賑わいを見せていたのだろうか。東海道五十三次の47番目の宿場町で、東西の分岐点として大勢の人や物資が行き来したところだ。
街道まつりは、昔から行われていそうなお祭りなのに今年が27回目ということで、歴史は意外と浅い。それでも知名度は高いようで、この日は2万人からの見物客が訪れてたそうだ。祭りの行列と見物人で、街道はびっしり埋まるほどだった。
名古屋まつりの関宿版のようなものを想像していたら、ちょっと違っていた。時代行列などがメインであるのは同じでも、やや趣が異なっている。名古屋まつりが真面目じゃないとは言わないけれど、関宿街道まつりはなかなか本格派だった。





一番人気は、花魁道中だった。
花魁(おいらん)は江戸吉原での呼び名で、京、大坂では太夫(たゆう)といっていた。
いずれにしても江戸時代は雲の上のスーパースターだから、庶民はこんな無遠慮に近づいたりはできなかったはずだ。



関の山の語源になったともいわれる関の山車(やま)も出る。




神事ではない分、軽やかで爽やかな印象のお祭りだった。参加する人も見る人も楽しんでいたし、撮るのも楽しかった。
つづく。