
SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5
午前11時に市役所前を出発したパレードは、3時間近く経ってようやく郷土三英傑の出番となった。予定では2時間後には出るはずだったのに、どこでどう時間を食ったのか知らないけど、この時点ですでに1時間も遅れていた。にもかかわらず、特に慌てた様子もなく、遅れておりますなどのアナウンスもなかったところをみると、毎年これくらいの遅れは想定済みなのかもしれない。
とにもかくにも、ようやく郷土英傑行列がやってきた。先頭はまず信長からだ。
毎年公募で選ばれる3人は、どういう資格が必要なのだろうか。地元の名士限定とはいていないものの、まったくの一般人が選ばれているとも思えない。
一つ条件があって、信長役は馬に乗れること、というのは決まっている。
郷土英傑役を務めた人は、名古屋ではちょっと幅が利くといえるだろうか。
それにしても毎年気になるコントで使うようなカツラ。

三英傑ゆかりの姫たちは、祭りの出資者でもある地元百貨店の店員さんから選ばれる。
積極的にやりたい人もいるだろうし、上司の命令で否応なくやらされるという人もいるだろう。

三英傑にゆかりの人物も一緒に歩く。
信長といえばバテレン、ということで、これは宣教師役と思われる。

続いて秀吉が登場。
なんか、阿修羅像みたいになってしまった。

秀吉は朝鮮出兵の関係で琉球とのかかわりもあったため、沖縄関連の参加もある。

場内アナウンスによる細かい説明などは何もないため、多くの見物人は状況をよく掴めていないんじゃないだろうか。よほど歴史や風習などに詳しい人は別にして。



初めてエイサーを見たのが名古屋まつりだった。

この人本物っぽいなぁと思った。何の本物なのかは自分でもよく分からなかったのだけど。

秀吉隊のパレードが出発してまだ10分くらいだというのに、みなさん表情が冴えない。すでにお疲れの様子。やはり待ち時間が長かったか。それに、英傑行列は前日も行われた。

その他の武者などは、守山駐屯地の自衛隊員のみなさんが扮している。数百人分の手当はどこから出ているのだろう。まさかボランティアなのか。

パレードカーが停止して、スイッチをオフってしまった千姫。

トリはなんといっても家康だ。
家康は名古屋ではなく岡崎出身ではないかと思うかもしれないけど、名古屋城を築城して城下町を作ったのは家康なので、郷土英傑に加えてしまうのだ。
今年もすっかり楽しませてもらった名古屋まつりだった。