ネオンと言えばライトじゃなくテトラ

室内(Room)

卵


OLYMPUS E-10+C-PL+マクロ, f5.6, 0.5s(絞り優先/三脚)



 水槽の側面にネオンテトラの卵を見つけた。けど、今回もまた孵化はしないだろう。何度も卵は見ているけど、いまだに孵ったことがない。
 卵が透明なら有精卵で、白いと無精卵なんだそうだ。これは産みつけられた次の日のものだけど、すでに白くなりかけている。その次の日にはカビっぽくなってきた。やはり今回も無精卵だったか。

 これまで卵で孵化するものでは、アフリカンランプアイが2、3度生まれたことがあるくらいで、ネオンはまだない。
 卵から孵るものはとても難しい(と個人的には感じている)。特にネオンの水槽にはエビちゃんがいて、こいつらがすぐに取ってしまうということもあって。
 子供で生まれるグッピーやプラティは爆発的に増えるのだけど(もう一本の水槽は数百匹がワラワラ状態になっている)、自然界では卵胎生と胎生の増え方はどれくらい違うんだろう。

 熱帯魚は趣味とも言えないほど、ゆるく飼ってるだけだ。金魚を飼うのと同じくらいの意気込みで。とはいえ、やはりめったに生まれないものが生まれたらそりゃあ嬉しいものだ。ネオンも一度くらい孵化した赤ちゃんを見てみたいと思う。話に聞くとそんなに難しいもんじゃないらしいのだけど、何か特別にやらなくちゃいけないことがあるのかもしれない。ぼんやり眺めてる以外に。あるいは喜んで写真を撮ってる以前に。

 なんならネオンを増やしに増やして、それを売りさばいて大儲けだ! などと考えていたら、甘かった。ふと冷静になってみると、10匹300円くらいで買ってきたことを思い出した。1匹30円ですか? ってことは、この卵が全部孵ったとしても240円。しかも、店と同じ値段で売れるはずもなく、熱帯魚店に魚を買いに来た人を店の裏に誘い込み、嬢ちゃん、坊ちゃん、こっちの方が安いよ、ネオン、1匹20円ダヨ、と売りつけたとしても、1万円儲けるためには500個の卵を孵化させなければならない。
 ……。
 ダメだ、こりゃ。
 ネオン生めよ増やせよウハウハ大作戦は、空想の段階で早くも頓挫した。机上の空論でさえ儲からん。
 うーん、トップブリーダーへの道のりは遠くて険しい。

 ネオン・テトラ。原産地はブラジルのアマゾン川上流。
 その姿の美しさから、遠く日本にまで連れてこられて、狭い水槽で生きることになった悲しいやつら。
 姿が地味だったゆえに放置されて絶滅の危機に瀕してる日本メダカとネオン・テトラと、どっちが幸せなんだろう。

 私が彼らにしてあげられるのは、なるべく快適な環境を保って、元気な姿を見て喜ぶくらいのものだ。狭いながらもひとつの世界の中で起こる生と死のドラマに学ぶことも多い。

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