
SONY α55 + SONY 35mm f1.8
岐阜県の多治見市は、毎年のように秋の紅葉シーズンに訪れている。虎渓山永保寺と多治見修道院をセットで回るのが決まりとなっている。それは多治見駅の北にあって、駅の南は一度も行ったことがなかった。
多治見は昔から美濃焼の産地として知られた町で、古い家並みも残っているというので、一度訪れたいと思っていた。この前、「ぐっさん家」でぐっさんが訪れたことも、一つのきっかけになった。
駅を出て東南方向に進み、土岐川を渡った先が昔ながらの町並みが残るエリアだ。多治見銀座商店街は、この通り。毎月第三土曜日に、銀ぶら市というのが開催されているそうだから、そのときは賑わうのだろう。
この日は3時間ほどかけて駅南をゆっくり散策してみた。
訪れたのは9月の半ばだったのだけど、それにしても暑かった。2007年に日本最高の40.9度を記録した日本一暑い街というのは伊達じゃない。駅から出たとたん、強烈な日差しにめまいがしそうだった。名古屋よりも明らかに夏だった。まだミンミンゼミとアブラゼミが鳴いていて驚く。多治見、恐るべし。

アーケードの中にある小さな休憩広場。
古い井戸と家庭用の黒い革張りソファー。なんだかすごいぞ、多治見、と思った。

昭和度満点の細い路地の飲み屋街。

よく分からないマーク。耳の絵?

格子の町屋造りの家も少し残っている。

なまこ壁と土蔵。

オリベストリートと名付けられた通り。
美濃出身の古田織部にちなんだものだろう。古田織部は本巣郡出身とされているので、多治見とは関係がなさそうだ。ただ、美濃焼といえば織部焼がよく知られているから、そういう意味では関連がある。

近くに多治見高校と多治見工業があって、自転車や歩きの生徒たちがオリベストリートを帰っていく。

どんどん南へ歩いていったら、高台の住宅地に入っていった。

少し広い通りに戻った。新羅神社近く。

なおも細い道から細い道へとさまよい歩く。

つづく。