
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5
築地口散策を終えて、最後は名古屋港へとやって来た。
夕焼け空が撮れればいいと思っていたのだけど、残念ながら空は焼けなかった。
写真を撮りながら、名古屋港って絵にならないとあらためて思った。実用本位の港風景に、工場地帯。展望塔のポートビルはあるものの、洒落たウォーターフロントにはほど遠く、夕日は工場の向こうに消え、ロマンチックな夜景もない。あるのは水族館と昭和風情の遊園地くらいなものだ。
これでは人は集まらない。唯一賑わうのは、夏と冬の花火大会くらいのものだ。名古屋港が人気薄なのは、地理的なことだけではない。ついに名古屋港はみなとみらい21のようにはなれなかった。
これが名古屋らしいといえばらしいのだけど。










クリスマスシーズンには、この広場に大きなツリーが登場する。去年は行かなかったし、今年も行かないだろう。
こんな名古屋港だけど、しばらくすると、またなんとなく行きたくなってしまう。弱いチームを応援しながら文句を言うファン心理に似て、行ってみて、やっぱり何もないかと納得して帰るみたいなところがある。