
SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5 / 100-300mm
海を撮るために西浦へ行ってきた。
名古屋から行くと、蒲郡の手前、三河湾に小さく突き出た半島が西浦だ。温泉地として名前だけは知っているという人も多いかもしれない。
三河湾の海岸沿いには、マイナーな温泉街がいくつかある。吉良温泉、みかわ温泉、三谷温泉、少し内陸に形原温泉。全国的な知名度は低く、地元の団体さんや家族御用達といった温泉地だ。
私の場合は温泉に浸かりにいったわけではなく、ただ海を撮りにいっただけだ。去年、形原にアジサイを撮りにいったとき、列車の車窓から西浦が見えて、機会があれば行ってみたいと思ったのだった。半島というのは、離島ほどではないにしても、なんとなく惹かれるものがある。
西浦は古くから風光明媚な地として知られていたところで、万葉集に収められている歌では安礼の埼として詠まれている(阿礼の崎の場所については諸説あり)。名古屋城築城の際は、福島正則や加藤清正などが西浦の岩場から石を切り出して石垣に使っている。
そんな西浦で海を撮ってきた。海岸線の表情に変化があって、被写体として面白いところだった。夕焼け空まで見られたら言うことはなかったのだけど、それはまた次の機会に残しておくことにする。










久しぶりにしっかり海を撮ることができて楽しかった。
自分は山の人間だと思っているから、海の近くに住みたいとは考えない。海は非日常だからいい。そこに新鮮さと喜びがある。
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