東山植物園便り ---夏の後ろ姿

植物園(Botanical garden)
植物園便り-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 昔、こういう写真を見て、どうやって撮るのか分からなかった。夜に撮ったか、鉢植えでも使って室内で撮るのかとも考えた。
 種が分かってしまえば単純な話で、条件さえ整えば簡単に撮れる。要は、フラッシュを使ってハイスピードシンクロさせればいいのだ。背景と被写体との距離がある場所を選んで、マニュアルで高速シャッターを切りつつ、フラッシュを使うと、被写体が浮かび上がって、黒バックになる。
 カメラと被写体の距離や、被写体と背景の距離感、フラッシュの強さなんかの条件が揃わないと上手くいかないのだけど。




植物園便り-2

 黒バック3部作の2枚目は、ヒガンバナ。
 これはワイヤレスでサイドから光を当てている。




植物園便り-3

 3枚目はサギソウとシラタマホシクサ。
 雪降る夜の中を飛ぶサギというイメージで、これはまだ未完成。フィルターを使って、もう一度撮り直したい。




植物園便り-4

 ここからは通常の写真。
 セミの鳴き声も少なくなる中、最後に登場するのがツクツクボウシだ。




植物園便り-5





植物園便り-6





植物園便り-7





植物園便り-8

 トンボの姿もすっかり少なくなり、池の周りも寂しくなった。




植物園便り-9





植物園便り-10





植物園便り-11





植物園便り-12

 夏の間、ずっと虫を追いかけていたから、秋の訪れは必ずしも嬉しいことではない。撮るものを見つけるのに苦労する。
 それでも、季節は歩みを止めず、進んでいく。移り変わっていく姿を写し取るしかない。
 夏はもう、残り少ない。夏休みも終わった。

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コメント
  • 2012/09/04 00:08
    こんにちは。
    ワイヤレスストロボ!
    やってますねー。
    僕もストロボ好きなので、ハマると楽しいですよねー。
    僕もむかし、動きものを撮るときにバンク(ジャンプ台)から飛び出してくる人物を、同じようにサイドから2灯たいて、背景を暗く落として人物を浮かび上がらせる的なことをやっていました。
  • フラッシュ使い
    2012/09/04 21:48
    >Darrellさん

     こんにちは。
     ワイヤレスでストロボ2灯ですか。
     光のコントロールが難しそう。しかも、フィルム時代ですよね?
     フラッシュで光を作り出すことが面白くなってきました。
     いろいろ表現の幅も広がりますよね。最近は、昼間でも多用してます。
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