
SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / MINOLTA 100-300mm + 3600HS(D)
海上の森行き。この日は、篠田池から海上池を巡るコースだった。このコースの場合、池風景がメインで、虫撮りは少なめになる。
広い海上の森の中、虫や花の分布は偏っている。森中に生き物が満ちているというわけではない。ある一ヶ所にしか咲かない花とか、あそこにしかいないトンボとか、そういうポイントとポイントを結んで歩くのが海上の森だ。だから、途中の歩きはとても間延びしていて、退屈だったりする。イングマール・ベルイマンの大作を楽しむような心のゆとりが必要だ。
海上の森は、ハリウッド映画のように娯楽に満ちた森ではない。それでも、ここでしか撮れない写真というのが確かにあって、やっぱりまた行きたくなるのであった。











森は夏の色、夏の光に満ちていた。
けれどそれも、もう長くは続かない。日暮れも早くなり、少しずつ秋の気配が漂ってきた。
夕方のツクツクボウシの声に、夏の終わりが近いことを知る。
森通いは、今月、来月と続けるつもりでいる。
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