
SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di + 3600HS(D)
こう暑いと、どこへ行くにも行くだけでくたびれるのだけど、森の中に入ってしまえば、そこは別世界のように涼しい。木陰も多く、川の流れで空気もひんやりしている。
この日の海上の森は、赤池から湿地を巡るコースだった。虫を中心に撮るときは、このコースを行くことが多い。
今の時期は、クモの巣だらけなので、いいクモの巣はないかと探しながら歩く。単にきれいなだけでは駄目で、光の当たり具合や背景の条件が整っていないと、いいのは撮れない。基本はやはり、逆光プラス・ハイスピードシンクロということになる。

カナヘビさんは、ここのところ大事な被写体のひとつになっている。まだまだいろんな撮り方ができると感じている。

アップで撮るためには、虫との信頼関係が大切で、少しずつ距離を詰めながら、撮られてもいいよというお許しが出るまで待つ。
あくまでも嫌がるのは深追いしない。

遅れているという印象だったセミも、ここへ来ていつもの年のように大合唱になった。
名古屋の街中ではアブラゼミが多数派ながら、海上の森ではヒグラシが多かった。ニイニイゼミもけっこういた。関東に多いミンミンゼミは、中部地方では少数派だ。

クモの巣コレクションその2。

蛾もかわいくないことはないのだけど。

イチモンジチョウだと思う。
この時期、森ではこれとかミスジチョウみたいなのが多い。

朱色の小さなクモ。
初めて見るような種類だった。ちょっと珍しいやつかもしれない。

ミゾソバか、アキノウナギツカミか、ママコノシリヌグイか、その手のやつ。
いずれにしても、こいつが咲いてきたということは、秋がもう近いということだ。夏の盛りは、秋の始まりと重なっている。

クモの巣コレクションその3。

小川の流れに空と緑を映す。

湿地に飛ぶチョウトンボ。
8月は、週に一度、森へ行くと決めた。
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