
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
今日は木曽岬町シリーズの4回目で、最終回。
木曽岬町の西、木曽川沿いを北上する。


木曽岬町ではあまり人に出会わなかったのだけど、こんにちは確率がとても高くて、お年寄りから子供まで、行き違う人の多くが挨拶をしてくれた。
それが木曽岬町の一番いいところとして記憶に残った。
この少年たちも元気にこんにちはと言いながらながら駆けていった。

見渡す限りの広大な水田地帯という夢想を、最後まであきらめきれなかった。
しかしこれはやっぱり、どちらかといえば住宅地の風景だ。

同じ毛並みの大家族。





戻りの半分は、歩きを断念して、自主運行バスに乗った。
片道9キロの道のりを往復するのはきつい。片道18キロの方が新鮮さを保てる分、気分的に楽だ。


二度訪れることはないと思われる木曽岬町だけど、一度も行ったことがないのと一度でも行ったことがあるのとではまったく違う。地図上の町名でしかなかったものが、訪れて歩いてみれば、自分の中で確かな実在となる。
そんなふうに自分の白地図を少しずつ埋めていきたい。