
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
木曽岬町の桜名所といえばここ、鍋田川沿いの桜並木だ。
途中で途切れとぎれになりつつも4キロ、1,500本の桜が続く。
7月の桜並木は、木漏れ日が作り出す強いコントラスト模様だ。
木曽岬町のメインストリートは、中央を縦に貫く県道108号線なのだと思う。当初、その道を行くつもりだったのだけど、歩いていたら鍋田川沿いの道に入っていた。これは町の東側に当たる。とりあえず、そのまま南下してみた。

緑色の絨毯の上を、7月の風が渡っていく。
緑の稲穂が風に揺れる姿は、日本らしい風景の一つだ。ありふれているけど、美しいと思う。

昼間のカラオケ店から歌声が外に漏れてくる。
なんだか、平和を感じた。

木曽岬町は、5月に訪れる予定だった。見渡す限りの水田が広がる地区を想像していたので、田植えが終わった時期は水鏡の風景が広がってきれいだろうと思ったのだ。
梅雨の雨降りや他の予定が入って延びのびになってしまい、やっと行けたのが7月の初めだった。
行ってみるとイメージとはずいぶん違っていて、民家が多い住宅地だった。田んぼはけっこうあるものの、完全な田園地帯とまではいかない。







町の中央を国道23号線が横断している。木曽岬町は知らなくても、この道を通ったことがある人は多いはずだ。 この道の付近だけ、唐突に街中の風景になる。23号線を越えて南へ行くと、また民家と田んぼの風景に戻る。

このあとも、更に南へ下っていく。
つづく。