
SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 他 + 3600HS(D)
海上の森を歩いているとき、何気なくストロボを使ってハイスピードシンクロで林道を撮ってみた。液晶画面を確認すると、案の定ほとんど真っ暗で何も写っていない。露光時間が足りず、ストロボの光は遠くまでは届かない。
家に戻ってPCで画像を見てみると、暗闇の中にほんのり光と色が浮かび上がっている。面白い。意識的にやってみたら、これまで写すことができずにいた森の暗さを表現できるのではないかと思いついた。
そこで、日をあらためて、もう一度森を撮りに行った。その成果が今回の写真だ。
さほど暗いとはいえない状況の中で、あえてストロボをハイスピードシンクロさせてローキーで撮るという手法は、撮影者の意志で光をコントロールするという意味において常套手段の一つだ。ただ、ここまで暗くしてしまっていいのかどうか、撮った私にもよく分からない。偶然の産物として面白かったので、今回は実験的に試みてみた。
森の空気感や湿り気が伝わるといいのだけど。











このシリーズは、引き続き試みたいと思う。
月光に照らされる森というのも撮ってみたい。