
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
かつては名古屋市内でも走っていた市電も、私が物心つく頃には廃線になっていて、記憶には残っていない。名古屋城の空堀を走るお堀電車というのもあったのだけど、それも覚えていない。
2005年に岐阜市内を走っていた路面電車が廃線となり、東海地方で唯一残ったのが豊橋の市電だ。
何年か前に一度撮ったことがあって、また撮りたいと思っていた。この前、豊橋の町歩きをしたとき、少しだけ撮る機会があった。ただ、町撮りのついででは気合い不足で、たいしたものは撮れなかった。やはり計画を立てて、ロケーションを決め、しっかり準備していかないといいのは撮れない。豊橋の市電は絵にするのが難しい印象がある。
このときは、豊橋駅から豊橋公園前あたりまで歩いた。線路でいうと1.6キロくらいの距離だ。
列車間隔は短いようで長く、ただ待っているとなかなか来ない。時刻表を見ると7分間隔くらいだけど、実際はもっと待ったような気がする。
ここで撮ればいいというポイントは、今ひとつ見いだせなかった。

一枚目の写真の車両は新型だと思う。
古い車両は、たいていが広告ラッピングカーになっている。ラッピングを車両の個性と見るかどうかは意見が分かれるところだろう。ラッピングなしにバラエティーに富んでいればそれがいいに違いない。

歩道橋の上から。

西八町の交差点。
ここは撮りどころのポイントの一つだ。
カーブですれ違うタイミングもある。

豊橋も中心部はけっこう道幅が広い。これだけの広さがあれば、市電で一車線使っても問題はない。


市電撮りの難しさは、車がかぶってくることだ。
今回は中途半端になってしまったので、また出直すことにする。
普通に撮るだけでは面白みに欠けるから、印象的な光の時間帯を選ぶとか、超望遠を使うとか、何か一工夫必要だ。