金環日食をとりあえず撮る

星(Star)
金環日食-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 + ND8



 なんというか、まあ、見られるものは見ておけということで、金環日食。
 広範囲で見られるのは932年ぶりというアオリにやられたというよりも、次に名古屋で見られるのは29年後という微妙な感じに負けたといった方がいいかもしれない。それまで生き延びて、のんきに写真を撮っていられるという保証はどこにもない。
 朝の7時半というのは、ちょっと悩ましい時間帯だった。もっと早い時間なら高いところに登って、街並みと絡めて撮るということも考えられたのだけど、この時間になると太陽はけっこう高い位置にある。街並みと絡めると太陽は小さくなってしまうし、高い建物絡みで撮るとなると名古屋駅のビルとかなのだけど、そうなると名古屋駅の裏側まで回らないといけないので遠くなる。
 そもそも、前日までの天気予報では曇り空で見られない確率が高いといっていたから、半分以上あきらめていたというのもある。
 なんだかんだで、おとなしく家で待つことにしたのだった。




金環日食-2

 欠け始めた時間は、雲がかかっていて、太陽は顔を出したり、隠れたりだった。
 やっぱり駄目かなと思いつつも、雲があった方が写真としてはドラマチックな感じになるから、これはこれで歓迎だった。前回の日食のときがそうだった。



金環日食-3

 金環日食の時間が近づくと、雲はきれいに消えて、しっかり太陽が出た。こういうこともあるものだ。
 あきらめて日食メガネを買わなかったのを悔やんだ。
 レンズにNDフィルタをはめて、ライブビュー画面で太陽を見ながら撮る。



金環日食-4

 ベイリービーズというにはちょっと苦しいか。
 月は山とかクレーターがあって、思っている以上に表面がでこぼこしている。太陽の端と月の端がぎりぎり重なったとき、光がとぎれとぎれに見えることがあって、それをイギリスの天文学者フランシス・ベイリーが、輝くビーズのようだと表現したことから、そう呼ばれるようになった。この現象がどういうことかを初めて説明したのがベイリーだった(1836年)。



金環日食-5

 金環日食の終わりかけ。この方がベイリービーズっぽい。
 それにしても、もっと太陽の輪がほっそり薄いと想像していた。見られる地域によっても違いがあったようだけど、名古屋の金環はけっこう太めだった。
 もっと上品な金環で、太陽の光がキラリと光るダイヤモンドリングを撮ろうと目論んでいた人もいたんじゃないだろうか。そういう意味ではちょっと当てが外れた。
 29年後の金環日食までは自信がないけれど、6月6日の太陽面金星通過までは生きていられると思うので、それも観測しつつ写真を撮りたいと思っている。次こそ太陽メガネが絶対に必要だ。明日あたり道を歩いていたらメガネの一つや二つ落ちてそう。

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