
SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO
バラはもう少し先だろうと油断していたら、すっかり見頃を迎えていた。しまったと思ったときにはすでに出遅れていた。今年の春は季節の進みが遅かったのだけど、ここへきて帳尻が合ってきた。もうこの先は例年通りと考えた方がよさそうだ。
私の知る限り、バラを最も撮りやすい場所は、春日井の王子バラ園だ。
名古屋市内にも、鶴舞公園や東山植物園、庄内緑地など、バラを撮れるところは何ヶ所かあるけど、バラとの距離感が最も近いのが王子バラ園で、種類も多い。鶴舞公園もたくさん咲いているけど通路から花壇まで遠いので、撮影という点では苦しさがある。
まあ、花フェスタ記念公園は別格だけど。
そんなわけで、今年も王子バラ園へ行ってきた。もう7、8年、毎年出向いている。
一番の撮り頃は、15日マイナス2、3日といったところだったんじゃないだろうか。現在、たくさんの花が咲いて見頃ではあるものの、撮り頃としてはちょっと遅い。バラも満開より咲き始めの方がきれいに撮れる。全開より半開くらいの方が品がある。

マダム・ヴィオレが好きなので、毎年再会するのを楽しみにしている。

今年のバラ撮りのテーマは、バラをバラとして撮らないことだった。
花としてのバラを離れ、カラーとフォルムを見つめると、バラが持つ魅力の本質が見えてくる。

実験的にストロボをワイヤレスで使ったりした。
これは裏から光を当てている。
更に試行錯誤が必要だ。


ぐるぐる回る中心にどうしようもなく惹かれるらしい。


独特の色を持つジュリア。
これを何色と表現すればいいのだろう。
和の渋みを感じさせる。





自分の中のバラ撮りの方向性が見えてきた。更に感覚を進めて、完成度を上げていかなくてはいけない。
今シーズン中にあと何度かバラ撮りのチャンスがあるはずだ。
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