風の中のカキツバタ ---小堤西池にて

花/植物(Flower/plant)
小堤西池-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / TAMRON 180mm f3.5 Di



 刈谷の北にある小堤西池は、日本三大カキツバタ群生地のひとつとされているところで、国の天然記念物に指定されている。
 毎年5月半ばに出向いていってカキツバタを撮っている。今年で6回目か、7回目くらいになると思う。
 いつもジャストタイミングで行くことができず、今年こそはと毎回思うのだけど、やっぱり外してしまう。今年はいつもより早い11日に行ってみた。これなら大丈夫だろうと思いきや、一番花と二番花の間という、なんとも残念なタイミングになってしまった。一番花がしおれ、二番花が咲いている途中ということで、写真を撮るにはよくない日だった。むしろもう少し待って二番花が咲き揃ってからの方がよかった。
 週末ということを考えると、明日の日曜日がベストだろう。来週末ではちょっと遅い。
 この日は10メートル近い風が吹き付けるというコンディションで、その点でも写真を撮るには厳しかった。こうなったら風を撮ってしまえということで、途中からスローシャッターに切り替えた。
 これが今年の私のカキツバタだ。必ずしも成功してるとは言えないけれど、ぶらす写真を撮るという点では経験値になったから、今後につながるはずだ。
 晴れた昼間のトップライトという条件では、印象的な絵作りが難しい。ここを撮るなら、早朝か、雨の日がよさそうだ。



小堤西池-2

 レンズは50mmと180mmのマクロ二本。
 カキツバタまでは遠いので、望遠レンズが必須だ。私は毎年望遠で撮っているから、今年は持っていかなかった。持っていくなら500mmを持っていった方がよかった。



小堤西池-3

 昼間の明るい条件だったので、ND8+ND400+C-PLでも45秒くらいが限度だった。できれば60秒以上は露光したかったのだけど。



小堤西池-4




小堤西池-5




小堤西池-6




小堤西池-7




小堤西池-8




小堤西池-9




小堤西池-10

 愛知県では、知立のカキツバタもよく知られている。あちらはよく整備されていて、きれいな花を見ることができる。
 野生に咲く素朴なカキツバタと、人に育てられたカキツバタと、それぞれによさがある。チャンスがあれば、両方見にいくことをオススメしたい。

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