
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
大垣からの帰り道、まだ時間があったので、一宮駅で降りて、真清田神社(ますみだじんじゃ)に寄っていくことにした。
一宮の七夕まつりのときの大賑わいの姿しか見たことがなかったので、普段の真清田神社はかえって新鮮だった。祭りのときは、境内にたくさんの屋台が並び、大人から子供まで大勢の人たちでごった返している。一度、普通の日に訪れてみたいと思っていた。

アーケード商店街も、賑わいからは遠い。シャッター通りというほどさびれてはいないまでも、日曜日の夕方でこんな様子。
この姿を見ると、七夕まつりの活気がいかに貴重なものかがよく分かった。あのときばかりは年に一度の文字通りのお祭り騒ぎとなる。

空き地は夏草の雑草に覆われている。

参道脇に、わずかながら昔からの店が開いている。
かつては長屋所帯に商店が並んでいたようだ。

こちらはさびれて久しい感じ。

愛知県一宮市(いちのみやし)は、この真清田神社があることから名付けられた街だ。
尾張国の一宮は、熱田神宮ではなく真清田神社だ。一般の人は神社の一宮や二宮がどこかなんてあまり興味がないだろうけど、それにしても真清田神社の知名度はさほど高くないと思われる。地元の人や七夕まつりに訪れたことがある人は別にして、愛知県で一番格式があった神社が真清田神社だということを知る人はさほど多くないんじゃないだろうか。

祭神は天火明命(アメノホアカリ)ということになっている(諸説あるらしい)。
この地方を治めていた尾張氏の祖神とされる神だ。
天孫系の神で、尾張氏はヤマト王権とのつながりも深く、ヤマトタケルや壬申の乱絡みの話が面白いのだけど、書くと長くなるので今回はやめておく。以前何度か書いたと思う。


源平桃の見頃は過ぎて、すっかり色あせていた。

池の周りにキショウブが咲いていた。
そろそろ小堤西池のカキツバタが気になる季節だ。

少しある藤はまだまだだった。

お稲荷さんの番猫。

5時には社務所も閉まって、参拝客も少なくなった。
今年の七夕まつりは行かないかもしれない。
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