写真で蝶集めをするゆるいコレクター

虫/生き物(Insect)
コムラサキだと思うけど

Canon EOS 10D+TAMRON SP 90mm(f2.8), f3.2, 1/80s(絞り優先)



 初夏から夏へと季節が移ろうとしている中、どうにも今年は飛んでる蝶の絶対数が少ないような気がしてならない。街中はもちろん、森や野山でもそう感じる。夏になれば帳尻は合うのか、それとも今年はこのままなんだろうか。
 それでもちょくちょく撮れてきたので、このへんで一回まとめて載せてみることにした。とりあえず今日は3種類。

 まず1枚目は、おそらくコムラサキでいいと思う。翅を閉じていて裏側しか見えてないので自信はないのだけど、たぶんそうだろう。初めて撮れたので、これは大物か!? と喜んだら、案外身近なやつだった。日本全国、どこにでもいるらしい。なんだ、ちょっと残念。
 名前の由来は、翅の表側が光の当たる角度によって紫色に見えるところからきている。これよりひとまわり大きなオオムラサキに対してコムラサキとなった。ただ、隠し紫とも呼ばれるくらいなので、いつもはっきり色が見えるわけではない。紫に見えるのはオスだけで、メスは紫色を持っていない。
 れっきとした蝶だけど(触覚の先がふくらんでいるので見分けがつく)、花の蜜はほとんど吸わず、腐った果物や樹液、もしくは動物のフンにむらがる。人間から見ると、あまり食べ物の趣味がいいとは思えない。
 このときは強い風が吹いていて、草にしばみついているのが精一杯でまったく逃げようとしなかった。ただ、おかげで翅を開いたところはまだ見ていない。次こそ翅の紫色を撮りたい。

モンシロチョウ春型 2枚目はお馴染みのモンシロチョウ。しかし、白ければ全部モンシロチョウというわけではなく、スジグロシロチョウやエゾスジグロシロチョウだったりすることもあるので、すぐに決めつけない方がいい。
 もともとこの蝶は、モンクロシロチョウと呼ばれていた。紋が黒い白い蝶だから当然そうだ。クロアゲハでも紋が黄色いものはモンキアゲハと名づけられている。それが、名前が長ったらしくてややこしいということで、いつの間にかモンシロチョウになってしまった。
 メスの方が前翅の黒い部分が大きく、つけ根が灰色をしていて、オスの方がやや黄色がかっている。紫外線を当てるとはっきりした色の違いが出ることはよく知られていて、紫外線が見えるモンシロチョウは色でオスとメスを判断してるのではないかと言われている。
 モンシロチョウは大昔から日本にいたわけではなく、有史以前に農耕文化と一緒に大陸から渡ってきた。幼虫のエサであるキャベツなどが作られるようになったことで定着し、数を増やしてきた。なので、人の生活との結びつきが強く、人里離れた場所ではほとんど見かけない。


アカタテハかヒメアカタテハか

 最後は、アカタテハか、ヒメアカタテハだと思うけど、これも確信が持てない。帰ってきてから区別の仕方を知った。後翅の表側が茶色のがアカタテハで、前翅に似た色が付いてるのがヒメアカタテハだそうだ。写真を撮るときに開いてるとことも見たのだけど、どっちだっかは覚えてない。翅の裏側から見分ける方法はあるんだろうか。
 ヒメアカタテハだとすると、これは世界で最も広く分布している蝶だそうだ。個人的にはほとんど馴染みのなかった蝶なので意外に思う。南極大陸以外のすべての大陸にいるというから驚きだ。成虫の状態で冬眠して冬を越せるというのも強みだろうか。
 アカタテハの分布は、インドからオーストラリア、日本あたりとやや狭まる。

 子供の頃から蝶は好きで、よく追いかけた。でも、あまり捕まえたという思い出がない。それは私が鈍かったわけではなく、捕まえるのがあまり好きじゃなかったからだ。ましてや注射を打って標本を作るなんてことは恐ろしくてしようという気にもならなかった。だから、蝶を触った記憶もあまりない。
 今はカメラがタモ代わりになっている。これなら蝶を傷つけず思う存分コレクションすることができる。軽いコレクター体質の私には写真くらいがちょうどいい。この夏も、たくさん蝶が撮れたらいいなと思っている。ある程度種類が増えてきたら、個人的な蝶図鑑を作るのも楽しそうだ。
 もうひとつの目標としては、青空バックに飛んでいる蝶の写真を撮ることだ。去年も狙っていたのに、ついに一枚も撮れなかった。今年こそという思いは強い。
 まずは基本に返るということで、スタイルからビシッとしていきたいと思う。上は白いランニングシャツに、頭は麦わら帽、首にはタオルをまいて、下はもちろん短パンだ。はだしに運動靴を履いて、さあ出かけよう。でも、その格好で家から出て行くところを近所の人に見られたら困るので、森の木陰でこっそり着替えなくてはならない。白いワンピースと白いつば広帽子というスタイルで蝶撮りにつき合ってくれる方を募集します。ふるってご応募ください。
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コメント
  • オオタ様
    2006/06/04 01:07
    オオタ様

    ちょうちょ、じっとしていてくれましたね~!偲び足で、撮影したんですか。
    そちらで見られるちょうちょの大きい物ってどれくらいですか。

    優しいんですね!小さい頃、トンボ捕りで、ちょうちょ捕らなかったですね!

    カメラでのコレクションに私も賛成。と言ったら、蝶のコレクターに怒られるけど
    以前、職場の上司の趣味が蝶ちょコレクションで、沖縄の離島のジャングルの
    奥まで行って、蝶を採りにいくんだけど

    ピンで固定されて収まってる蝶ちょは何か可愛そうでした。すごい、たくさん
    コレクションしてたけど。

    これから、せみも出てきますね。そちらは、クマゼミは、沖縄の物と一緒ですか。

    あ、それと、蝶ちょって、蝶によって好きな草花、木があるんですよね。だから
    狙いを定めた蝶を撮るには、その草花の所へ行けばいいんですよね!
  • 沖縄の虫はすべて巨大な感じがする
    2006/06/04 04:32
    ★ルナレインボーさん

     こんにちは。
     元気ですか?
     そちらは梅雨で雨が多いんでしょうね。でも、こっちが梅雨入りする頃にはもうそっちは夏なんですよね。そろそろ本格的に暑くなってるのかな。

     蝶は、なかなかヒラヒラしてるところは撮らせてくれないんで、離れたところから望遠レンズでとまったときに撮ることが多いかな。
     今年はぜひ飛んでるところも撮りたいと思ってます。
     こっちで一番大きな蝶は、アゲハ系の何かかな。黒いカラスアゲハとか。
     沖縄は、蝶も蛾も巨大なやつがいそうですよねー。(^^;
     大木なのがいたら、手のひらに乗せた写真を見せてくださいね(笑)。
     と、無茶な注文をする。

     小さい頃、虫取りはよくして、蝉なんかはよく捕まえたんだけど、すぐに逃がすようにしてました。
     優しいというより、恐がりで、タタリが怖かったんですよ(笑)。
     あと、生き物が死んでるのを見るのがすごくイヤだったてのもあって。

     そちらはもうセミ鳴いてますか?
     こっちはハルゼミはどこにいるんだろう。
     クマゼミは、近年都会でもすごく増えてるんですよ。昔は山に行かないといかなった貴重なやつだったのに。
     きっと、沖縄の方が巨大なんでしょうね(笑)。
  • やはり
    2006/06/04 09:28
    今回も感じましたが
    やはりオオタさんは写真がうまい!!

    勉強になりまっす
  • 私ももっと勉強
    2006/06/05 02:40
    ★ただときさん

     こんにちは。
     写真、気に入ってもらえてよかったです。
     自分ではまだまだだなぁと思ってるんだけど、そう言ってもらえると勘違いしそうです(笑)。
     やっと少し写真が分かってきたかなぁというところで、私ももっと勉強しなくちゃ。
     勉強といえば、最近突然思い立ってペン字とかやってます(笑)。
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