
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
日曜日の昨日は、近所の桜スポットを巡りながら、最終目的地である名古屋城を目指した。
土曜日の強風もおさまり、日差しに恵まれる穏やかな一日だった。
ちょうど日曜と満開が重なったということで、どこも大盛況だった。普段は静かな公園も、びっくりするくらい賑わっていた。
白沢渓谷も、知る人ぞ知る穴場の桜スポットだと思っていたら、みなさんよく知っているようで、もはや穴場とは呼べないほど大勢の人が訪れていた。私が思うよりも守山区ではメジャーな桜スポットなのかもしれない。
あんまり人が多いので、写真を撮るのもそこそこに、逃げるようにあとにした。このあと行く場所も、すべてがそうだった。

ゆとりーとライン下の歩道橋より。
手前が白沢渓谷の桜。遠く正面に名古屋駅のビルが見える。

庄内川に架かる歩道橋の上から。
この日は春には珍しく空気が澄んでいて、まだ雪を被った御嶽山やアルプスがよく見えた。

白山神社前の名も知らぬ公園に、一本の大きな桜があった。今までその存在を知らなかった。
ネットや雑誌の情報には出ない、こんないい桜が、日本全国の町にあるのだろう。

細木公園。

地蔵川に架かる橋梁を行くJR中央本線の列車。

二子山公園は、桜の名所としてちょっと知られたところだ。
ここも驚くほどわんさか人がいた。
古墳の周りに植えられた桜を見にこれほど大勢の人間が集まってくることになるとは、ここに眠る豪族たちも想像できなかっただろう。

しばらく新地蔵川沿いを行った。

洗堰緑地の桜並木も、何年か前までは訪れる人もそれほど多くなくて、穴場といえるような場所だった。ここ数年はものすごく人が多くなった印象を受ける。
平日の朝、まだ人が少ない時間帯に、この桜並木を駆け抜けていく自転車の高校生とかを撮りたい。

蛇池とさくらまつりの様子。
これだけ人が多くて騒然としていると、絵作りどうこうという話ではなくなる。早々にギブアップして退散した。

庄内緑地も行っておいた。
ここも人が多すぎてどうにもならなかった。
人を入れて撮るのと、人がむやみに入ってしまうのとは、まったく別だ。人は撮りたくても、人が多すぎると、かえって人は撮れない。まったく画面の整理がつかない。

バーベキューの隣でバイオリンを弾いている人がいるかと思えば、外国人がギターをかき鳴らし、子供たちはキャッチボールをしてはしゃいでいる。犬は吠え、女の子たちは大きな笑い声を上げ、黙々とランニングする人がいる。
なんだかハチャメチャながら、とにかく陽気な世界観であることは確かだった。

庄内川の南に川が流れていることを意識したことはなかったし、ここに桜並木があるのも知らなかった。

浄心交差点から東へ行って少し入ったところに、稲荷神社と桜があった。花つきがいい立派な桜だ。
和徳稲荷社と、隣に宗像神社が並んでいる。
ここまで来れば、名古屋城はもうすぐそこだ。
続きはまた次回ということにしたい。