
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
江戸時代とそれ以前は、旅をする人たちにとって、神社や寺院がランドマーク的な立ち寄り所となっていたであろうことは容易に想像がつく。
特に特徴のない町へ出向くとき、現在の感覚でいっても寺社は目印となる。観光地や名所以前に建物自体が少なかった時代、神社仏閣は寄り道の格好の口実になったに違いない。今よりももっと娯楽的な意味合いが強かったはずだ。必ずしも神聖な祈りの場というだけではなかったと思われる。近所の人たちが集まってきて立ち話をしたり、子供たちが駆け回っている様子が目に浮かぶ。そんな社交場の役割も担っていただろう。
知らない町の地図を見たとき、まず目がいくのは神社や寺、公園などだ。川や海、湊なんかも目標となる。
木曽川町を歩いたときもそうだった。寺社と寺社を結ぶように歩いて、最後は木曽川を目指した。写真も神社仏閣の比率が高くなっている。それだけこのあたりは寺社が多いということでもある。

宝光寺。
うつぶせの石仏はちょっと珍しいと思うけどどうだろう。初めて見た。それほど古いものではなさそうだ。



木曽川資料館。
もともとは町会議事堂だった建物だ。
まだ閉館時間前だったはずが、すでに閉まっていた。



天神社。
蕃塀(ばんべい)もある。




八剣神社。
なかなか雰囲気のある神社だった。
うちの近所にも2つの八剣神社があるから、親近感を持った。
諏訪大社の関係が深いようだけど、岐阜県や愛知県に特に多い。理由は分からないけど、福岡県にもたくさんある。
つづく。