
SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + C-PL
今週も東山植物園便りをお届けします。
寒いさむいと言いながらも、季節は確実に前進していて、春の花たちが次々に咲いてきている。
ソメイヨシノはもう少し先になりそうだけど、早咲きの桜が花を開き始めた。
これはツバキカンザクラ(椿寒桜)という品種だそうだ。カンヒザクラなどと同じグループに属する桜だ。
園内全体も、だいぶ春めいてきた。冬場は少なかったお客も、ずいぶん増えた。そんなところにも春を感じるのであった。

東山植物園に河津桜があるとは知らなかった。河津桜自体、初めて見た。
ツバキカンザクラとよく似ているから、品種的にはごく近いもののようだ。
ソメイヨシノが終わってから咲き出してくるサトザクラにも似ているから。

オカメザクラというのも初めてだ。
イギリスの桜研究家、イングラムという人がカンヒザクラとマメザクラを交配して作った品種だとか。
おかめ・ひょっとこのおかめをイメージして名付けたらしい。

暖かくなれば地中から虫たちも這い出してくる。
虫の季節ももうすぐだ。
まだモンシロチョウやキチョウは見ていない。

つくしも少しずつ増えてきた。昔のように土手やあぜ道で群生している姿はなかなか見なくなった。
今年、食卓にのぼることがあるかどうか。

植物園の梅もやっと見頃となった。
まだ全然咲いてきていない木もありつつ、終わりかけのものも出てきた。

満開となってしまうと、蕾が恋しくなる。

梅も満開より咲き始めの方が撮りやすいし、撮っていて楽しい。

カタクリも花を開いた。
数は少ないながらも、今年も再会できたことを喜んだ。

ショウジョウバカマは、先週とあまり変わらなかった。植物園では数が少なく貴重な存在だ。

桜に気を取られていると、春の花たちが同時進行で咲いて終わっていく。桜を追いかけつつも、週一の植物園行きはなんとか続けたいと思っている。
年間を通じて季節の花を撮りづけていけば、これまで見えなかったものが何か見えてくる気がする。
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