
SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO
そろそろ高岳の桜が見頃になったんじゃないかと、23日の昨日、雨の中を撮りにいってきた。
これまではいつも、晴れた夕方ばかりだったから、雨の風情もいいんじゃないかと。
雨に濡れて、咲き具合がはっきり分からなかったのだけど、7分か8分咲きくらいだっただろうか。満開とはいかないものの、撮るにはちょうどいいタイミングだった。
明日の日曜はよく晴れそうだし、今年一番の見頃と思われる。
ピークはここ2、3日だろう。一部の木は花を落とし始めていた。

一般的に高岳(たかおか)の桜と呼ばれるここの桜は、南端の地下鉄高岳駅北から、北端の白壁交差点までの約1キロ続く桜並木のことをいう。
カンヒザクラとオオカンザクラが約80本、道の両脇に植えられている。
白壁の金城学院高校あたりはまだ木が若く、高岳付近に老木が多い。
この前も書いたように、古い木が去年何本か切られてしまい、若木に植え替えられた。そのせいで、今年は少し寂しい感じを受けた。

この通りは幹線道路から少し入った裏通りなのだけど、抜け道になっているのか、車や人通りが多い。
人がたくさん歩いているのは私にとっては好都合ではあるものの、車がなかなか途切れないので、撮影はちょっと厳しい。
朝早くや休日はどんな感じなんだろう。


カンヒザクラ(寒緋桜)。
もともとは中国南部から台湾にかけて自生していた桜で、沖縄で野生化したといわれている。
沖縄は寒暖の差が小さいから、ソメイヨシノは咲かない。木を植えても、休眠したまま花を咲かせることはないという。
沖縄で桜といえば、カンヒザクラのことで、桜前線は1月終わりに咲き始めるこの花から始まる。

オオカンザクラ(大寒桜)。
カンヒザクラに近い種で、ヒカンザクラ群と呼ばれる桜の仲間だ。
河津桜なんかも、このグループに属す。


桜コーディネート。





今年の桜シーズンは、雨の高岳桜から始まった。