
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm
春分の日、猪高配水塔のあと、平和公園のアクアタワーにやってきた。
これも猪高配水塔と同じく、名古屋東部の丘陵地帯に水を配給するためと、災害に備えるという役割を担っている。
できたのは平成14年(2002年)なので、わりと最近のことだ。
こちらは毎週土日や祝日も開放されているから、どうしても春分の日でなければいけないわけではなかったのだけど。
高さは50メートルながら、小高い丘の上に建っているので、遠くからでもよく目立つ。

あえて春分の日に行ったのは、これが目的だった。
名古屋の名水缶。
猪高配水塔でもらったものとは缶のデザインが違う。
中身はただの水道水だ。災害備蓄用ということになっている。
無料で中を見学できて、水までもらえるとなれば行かないわけにはいかない。
水道水といっても名古屋の水は木曽川から引いてきているから、非常に美味しい水が飲める。水不足で断水になるなんてこともない。

なかなかカッコイイ。

この角度から見るのは初めてだった。
ガラス部分がエレベーターで、そのほかの部分は大部分がタンクだそうだ。
地下からポンプで水をくみ上げて落下させて、水圧を高めているんだとか。

展望台。
半面は壁なので、南側しか見えないのが、ちょっと残念だ。

眼下に広がるのは、無数の墓石。
夜は開いてないので、夜景を見ることはできない。
晴れていると遠く鈴鹿山脈までよく見えるとか。

お彼岸の中日(ちゅうにち)ということで、墓参りの人たちで大変な賑わいだった。
供え物の花がいっぱいで、墓地は華やかな風景になっていた。

梅林の梅も、ようやく見頃になった。

虹の塔にも寄ってみた。

春分の日と秋分の日の正午、ちょうど太陽が塔の真上に来て、地面を虹色に照らし出す。
そうなのだけど、夕方では普段と変わらなかった。

虹の塔の中から平和堂を見る。

平和堂はこの日の午後4時まで内部を公開していたらしい。着いたときは時間が過ぎていた。
そんな春分の日の一日。