
SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm
森林公園の春近し。なれど、春満開にはなお遠し。
風景の色が少しずつ茶色から緑色に変わって、春の花も増えてきた。ただ、3月半ばということを思えば、今年は全体的に季節の進行が遅れている。出そろっているはずの顔ぶれがそろわない。
季節はどこかで帳尻を合わせるから、暖かくなったとたんにワッと咲いてくる。そうなるとこちらはついていけず、見逃す花も出てくる。勝手な希望ではあるけど、季節の進行はちゃんと守って欲しいと思う。押しておして、巻いてまいてというのは、ちょっと困る。
森林公園の入り口でもらえる3月の花マップに書かれた花々は、まだ大部分が咲いていない。面白くなるのは、もう少し先、3月の下旬からだろう。
湿地の春を告げるハルリンドウも、まだ影も形もなかった。
スミレもまだだ。

この日、ひとつだけ見つけた、つくし。
地面から顔を出したばかりで、まだ背は低い。

ハナアブだろうか。オオイヌノフグリを撮っていたら、いきなりフレームインしてきて、またサッとフレームアウトしていった。
虫撮りの季節も近づいた。

流れる季節。

フユザクラは、そろそろ終わりが近い。

冬の光と枯れ葉を、もっとたくさん撮っておけばよかった。

暗いオレンジ色をしたやつは、例のアイツだろうか。私を苦しめる。
近づくとひどいことになるので、これ以上の接近はやめておいた。

枯れ木と波模様。
森林公園のカワセミ・ポイントの一つ。ここのところ見かけない。

春のキラキラ。写真ではそう見える。実際は、寒の戻りで強風が吹いていて、かなり寒かった。
池のカモも、だいぶ少なくなった。北へ帰っていったようだ。

婚姻色をしたカワウ。子育ての準備だろう、巣を作るための枝をくわえて飛んでいた。
そうこうしていると、またツバメが戻ってくる。
行く季節と来る季節。3月は出会いと別れが交差する。
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