
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
ときどき、ふらりと出向きたくなる平和公園。身内がいるわけでもない墓地に写真を撮りにいくというのも不思議なものだけど、平和公園は名古屋人にとってそういうものでもある。
かつて、名古屋オリンピックが開催されるという話になったとき、メインスタジアムをここ平和公園に建設することになった。結局、ソウルに取られてしまって名古屋オリンピックは実現しなかったわけだけど、もしそうなっていたら広大な墓地はどこへ移すつもりだったのだろう。
現在の平和公園は、墓地を中心に、芝生広場や池、桜並木や雑木林などが渾然一体となった公園となっている。
なんとなく、冬場に訪れることが多いような気もする。桜の季節は、たくさんの家族連れなども集まってくる。

あとひと月もすれば、桜の園も桜色に染まることになる。

南の雑木林エリアは、久しぶりだった。だいぶ整理されて、以前とは様子が違っていた。
春になったら再訪することにしよう。

冬枯れの木々の映り込みは魅力的だ。

猫ヶ洞池の夕景。

高台から見下ろす町並み。

池のカモたち。
渡りのカモも、北へ戻っていく季節が近づいた。

名古屋駅方面遠望。
墓地と高層ビル。
生と死は、この世界に同時に存在していることを再認識する。死は不在であると同時に、死という存在でもある。死を思うことは生を思うことであり、墓地というのはそれを思い出させる装置の役割も果たしている。
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