
鶴舞公園をあとにして、続いてやってきたのは、大須観音だった。
午後からよく晴れたせいで積雪というより残雪の風情になっていた。
相変わらず、大須界隈は人が多くて雑然としている。祭りでもないのに、街が浮き足立っているような感じを受ける。大須に行くと、いつもそわそわして落ち着かない気分になる。一時賑わいを失っていた時期でもそうだった。
そんな感覚は、名古屋の中でもここしかない。いつか大須に馴染める日が来るのだろうか。

そういえば、翌日は節分だった。本堂前には、すでに豆まき用の台が設置されていた。
大須観音の豆まきは、去年訪れた。あのときは一粒も取れないで帰ることになった。あれで懲りて今年はもう行かなかった。

境内の日陰のところは、まだ雪がしっかり積もっていた。

外猫は強し。雪の上でも平気で歩いていた。

集団下校中の小学生たち。
雪に触らず歩くようにと、先生たちの声が飛んでいた。

次は名古屋駅。
大須の次の伏見で東山線に乗り換えて、すぐ次がもう名古屋駅だ。
駅前は特に撮りたいような雪景色もなかったので、セントラルタワーズの15階、スカイストリートに登ってみた。
上から見ると、名古屋の街はまだしっかり雪景色だった。午前中に訪れていたら、もっと真っ白だっただろう。

駅の東方面。
こちらはあまり雪を感じさせない。

無料で名古屋の街を見下ろせるスポットとして、ここはいい。

この日、最後の目的地として訪れたのは、栄エリアだった。
オアシス21で、雪だるまとテレビ塔の記念撮影をする。
アナログ放送終了に伴い、テレビ塔は現在お休みに入っている。一時取り壊しという話も出たのだけど、どうにか存続することに決まったようだ。

愛知芸術文化センターの上にも登ってみた。
愛知県美術館では、現在、日展が開催されている。
去年、あいちトリエンナーレが行われた場所でもあるので、そのときも来ている。トリエンナーレは、来年2013年も行われることになっている。

何階だったか忘れてしまったけど、最上階に展望フロアがあって、ここも無料スポットだ。

雪だからか、水の宇宙船に行くことができなかった。上から見ると、人もいないし、歩いたあともないから、終日閉鎖していたようだ。

そんな雪の日の名古屋めぐりだった。