
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
自転車で熱田へ向かっていた12月のこと。なにやら雰囲気のある通りに入った。初めて通る道だった。

入り口を見上げると、柳橋中央市場とある。なるほど、ここがそうか。名前だけは聞いていたけど、実際目にしたのはこのときが最初だった。
名古屋駅から歩いて5分ほどの街中にあるとは思えないほどの異空間ぶりだ。この日は日曜で市場が休みだったため、一種ゴーストタウンのような異様な雰囲気に包まれていた。

看板を見ると、それっぽい店や問屋が並んでいることに気づく。

しかし、見事に一軒も開いていない。完全に起きているか、完全に寝ているのか、スイッチのオンとオフみたいな町なのだろう。
市場と思わなければ、すたれたシャッター通りに見える。

シャッターが閉じていると、やっている店なのかどうか、判断がつきにくい。

屋上に鳥居が見えた。お稲荷さんだろう。

愛知県水難救済会支援自販機というのも初めて見た。

自販機に貼ってあった市場カレンダー。
日曜以外は、水曜日に変則的な休日があるようだ。

初めて目にしたのがこの姿なので、活気があるときの様子が想像できない。
一番賑わっているのは早朝なのだろうけど、カメラを持って観光気分で行ってはいけないような気もする。怒鳴りつけられるか、台車にはじき飛ばされそう。
でも、安い魚などを買いに一般のお客も訪れるそうだから、買い物が目的なら平気なはずだ。チャンスがあれば、朝の様子をのぞいてみたい。