
SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3
去年の12月、クラブマンレース最終戦を撮るため、みたび鈴鹿サーキットへ出向いてった。
レースは朝の9時から行われていて、到着したのは10時過ぎだった。
写真はスーパーツーリングに間に合っていたのか、その次のフォーミュラエンジョイからだったのか、ちょっと分からなくなってしまった。4輪のレースもまだ区別がついていない。
2輪に比べて4輪は、単純に言って被写体が大きい。その分撮りやすいかというとそうでもなく、2輪のように姿勢に変化がなく、写真にスピード感を出すのが難しい。高速シャッターでも、低速シャッターでの流し撮りでも、止まっているような写りになりがちで、動感がなかなか出てくれない。前半は特に苦戦した。
最終戦もフルコースで行われた。最初はヘアピンカーブ付近で撮っていて、午後からはS字から逆バンクあたりに移動した。4輪と2輪と、どちらをどこで撮るのがいいのか、まだつかみ切れていない。

このへんからはフォーミュラエンジョイだと思う。
名前の通り、フォーミュラをエンジョイするレースで、マシンも一式200万円ちょっとだそうなので、一般の人間にも敷居は低い。エンジンは1.3リッターながら、箱形とは違う走行感覚を楽しめるのだと思う。

バトルあり、スピンありで、なかなか楽しそうだ。

流し撮りの基本は、レーサーのヘルメットにピントを合わせることらしいのだけど、カメラを振っている最中にそんなピンポイントで合わせられるはずもない。たまたま当たるか、だいたい当たらないかのどちらかだ。

4輪も、まずは流し撮りを決められないと話にならない。練習あるのみ。
この日は、手ぶれ補正を切って撮影した。やはり流し撮りの場合は手ぶれ補正をオフにした方がよさそうだ。

まさかのカメラ目線。

鈴鹿サーキットは、日中に逆光で撮れる場所が限られている。逆光でマシンを正面から捉えるとなると、ヘアピンカーブあたりしかないんじゃないかと思う。
クラブマンレースにしてもサンデーロードレースにしても、夕方早い時間に終わってしまうから、夕景を撮れないのが残念だ。夕暮れどきのサーキットは、絵になるだろうに。

午後は、Super FJの最終戦、日本一決定戦が行われた。
Super FJは、鈴鹿の他にも、もてぎや筑波、岡山などでも開催されているレースで、この日は全国から集まったレーサーたちによる優勝決定戦だった。参加台数も多かった。
このへんのクラスになると、アマチュアながらけっこう本格的にレースをしている人たちだ。

低い位置からの横流し撮り。
2コーナーのあとの直線で。

一番好きなのがS字から逆バンクのへんで、撮りやすいというのと、環境的に落ち着くというのがあって、よくここにいる。

しばらく腰を落ち着けて流し撮りの練習を続けた。
少しシャッター速度を落とすと、被写体ブレと手ぶれが起きやすくなるものの、スピード感は出る。

2レース撮って、ちょっと掴めてきたところ。
残りは2レース。
次回に続く。