あれからイタリア村は

施設/公園(Park)
イタリア村-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 名古屋港に日本丸を撮りにいった日、イタリア村跡も見てきた。
 閉鎖されて3年半の歳月が流れた。それでも、建物はまだ、そのままそっくり残されている。遠くから見れば、営業していたときの休日みたいに見えなくもない。


イタリア村-2

 近づけるのはここまで。フェンスがあって、これ以上は入れない。
 そばで見れば、それなりに荒廃が進んでいることが分かる。


イタリア村-3

 ちょっと皮肉なことに、年月が経過して、本物らしい味わいが出てきている。当時は安っぽさがいなめなかったものが、今ならそれっぽく見える。
 形を変えてでも、何かに有効活用できないものだろうか。このまま捨て置くのはもったいない。


イタリア村-4

 結局、イタリア村の営業は3年と、短命に終わった。見通しが甘かったといえばそれまでだけど、場所の悪さと、名古屋人の気質を理解できなかったことが破綻の要因だろう。
 名古屋港というのは地理的にも交通の面でもどん詰まりで、人の流れが悪い場所だ。人が訪れるのは一過性で、流動性がない。まずはこれをどうにかしないと、何を始めても上手くいかない。
 金城ふ頭のリニア・鉄道館も、ひょっとすると危うい。交通の便をよくして、上手く人の流れを作れるといいのだけど。


イタリア村-5

 横になって半分沈んでいるゴンドラの姿がもの悲しい。
 それでも、隣の結婚式場は営業を続けている。


イタリア村-6

 ダヴィテ像や真実の口のレプリカは、なくなっている。どこかへ持っていったのか、壊してしまったのか。


イタリア村-7

 入り口の覆いの下では、鳥たちが巣を作っていた。
 海の底に沈んで魚のすみかになっている沈没船を思った。


イタリア村-8

 正面の門も、当然閉ざされている。
 このまま廃墟化が進んでいくに任せるつもりだろうか。


イタリア村-9

 賑わっていた頃の歓声が、ふっとよみがえった。暑かった日に食べたアイスのことや、ここで見た花火のことなどが思い出される。


イタリア村-10

 イタリア村はもうないけど、まだあるとも言える。もうしばらく見ていたいとも思う。

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