
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4
秋の明治村第3回は、人がいる風景を中心にお送りします。
といっても、ほとんど小学生ばかりなんだけど。

明治村を訪れる小学生たちは、おそろいの帽子をかぶっている。特に黄色が多い。私たちの頃は、こんな帽子はなかった。あったのは体育のときの赤白帽だけだ。当時は野球帽が流行っていて、男子はそれぞれファンのチームの帽子をかぶっていた。今はもう、野球帽をかぶっている子供とかはほとんど見かけない。

叫んだり、走ったり、おしゃべりをしたり、笑ったり、とにかく小学生たちは無駄に元気だ。

鐘を見つけると駆け寄っていって、力任せに乱打する小学生男子女子。
明治村中に鐘の音が響き渡って休まるときがない。

お行儀よく並んだ靴。
女子がいると、だいたいこういうことになる。
しかし……。

男子だけだと、こうなる。
やつらは道場で走り回っていた。

すれ違うとき、こんにちは! と、口々に大きな声で挨拶をしていった小学生たち。
わりと嬉しかったりする。

ワシがいるぞ! と騒いでいた小学生男子たち。
トンビだけど、大人が子供の夢を壊すようなことを言ってはいけないと、黙っておいた。

彼らもタイムスケジュールに追われているようで、今何時だとか、あと10分しかないとか、あそこをまだ見てないとか、ちょっと焦っている様子だった。
明治村は広いし、大人でも3時間で回りきれない。欲張って全部見ようとすると大変だ。

夕方、静かになった明治村。
12月になれば、遠足もないんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。
私の次の明治村行きは、来年ということになりそうだ。