
SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3
少し前、常滑の大野町へ散策へ行ってきた。常滑まで行ってセントレアへ行かない手はないと、夕方セントレアまで足を伸ばした。
夕焼けどきに撮りたいというのが希望だったのだけど、この日は夕方になって太陽が雲に隠れてしまい、空は焼けなかった。そのままなし崩し的に夜の撮影となり、苦戦することになった。
通常ISO400までしか上げない感度を、段階的にISO800、1600、3200まで上げていき、それでもシャッタースピードは1/4とか1/6しか稼げない。必然的に流し撮りをするしかなくなった。
ただ、難度が上がれば上がるほど楽しいというのもあるので、だんだん夢中になって、最後は真っ黒な中、周りを見渡せば誰もいなくなっていた。
セントレアはやっぱり楽しかった。

鉄道と同じで、機体そのものには特に思い入れはなく、飛行機がすごく好きというわけではないのだけど、飛行場は好きだ。駅や線路風景が好きなように。
駅に1時間もいたら不審だけど、飛行場なら何時間いてもいい。セントレアのスカイデッキは特に居心地がいい。

結婚カップルの撮影が行われていた。
かなり長い時間、丁寧な撮影をしていたけど、モデル撮影だったかもしれない。カップルができすぎなくらい美男美女すぎた。

この日は北向きの離発着だった。以前見たときは南向きだったから、最初ちょっと違和感があった。季節や風向きによって方向が決められるらしい。
南向きと北向きと、どっちが撮りやすいということもなく、どちらにしても障害物があって、厳しいものがある。
もっと内側でいいから、お立ち台のような展望スペースを作ってほしかった。

テイクオフ。
だんだん暗くなって、厳しくなってきた時間帯。
背景の海を入れて撮るなら、南向きの方が向いているかもしれない。

空港にはいろんな色の光があって、それがイルミネーションのようにきれいだ。

ブルーモーメント。
動感撮影ではこれくらい暴れている方が個人的に好きだ。

離陸はまだスピードが出ていないから、流し撮りの振りがゆっくりになってかえって難しい。

夕方から夜にかけては離発着の便が多くて、どんどん降りてきたり飛んだりするから、長く撮っていても飽きない。
今の小牧は間がありすぎて退屈してしまう。昔は小牧もひっきりなしで楽しかったそうだ。

なんだかんだで光源はあるので、オートフォーカスが迷うことは少ない。

帰る予定時間を過ぎてもなかなかやめられず、時間延長になった。
2時間以上撮っていたけど、まだ1時間くらいは撮りたかった。

ほとんどがJALとANAで、たまにスカイマークや中国の航空会社が来る。
エティハドとかはいつもセントレアにいるのに飛んでいるところは見たことがない。
特別な機体が来たりすると、わんさと人が押し寄せる。この前B767が来たときも大賑わいだったそうだ。

ANAの小型機。

光を受けて輝く機体は美しい。

スポットライトを浴びるプリマドンナを連想した。

名古屋駅から30分そこそこだから近いといえば近いのだけど、運賃が微妙に高いのが難点だ。往復1,700円+バス代は、空港の入場料と考えると高く感じる。小牧なら自転車で行けたのに。
まあしかし、楽しいのは間違いないから、また行くことになると思う。次も夕方から夜にかけての時間帯で決まりだ。