
PENTAX K-7 + DA 55-300mm
今日は名古屋まつり後編をお届けします。
信長隊の濃姫役の人がとてもきれいだった。
三英傑ゆかりの姫たちに扮するのは、毎年、名古屋の百貨店店員で(三越、丸栄、松坂屋)、どうやって選ばれているかは知らないけれど、まあだいたいふさわしいと思われる人が選ばれているには違いない。
三英傑は自ら応募して、審査で選ばれる。それもやっぱり、イメージに合う人が選ばれるのが常となっている。

秀吉隊でもまた戦闘シーンが行われた。どうやらこれもパレードのお楽しみの一つになっているようだ。
去年と今年で3日間見て、やっと名古屋まつりのおおよそのことを知ったのだった。

さて、これは何の戦いの再現シーンだったか。秀吉が主役の大きな戦いというと、小牧長久手の戦いあたりだろうか。もしくは、賤ヶ岳の戦いか。

ちょっと白塗りが濃い秀吉さんだった。
関白になってからは実際こんなふうだったのかもしれない。

正室のねねさん。
大政所とかも乗っていたと思う。左の人がそうだろうか。
茶々も一緒に乗っていたかどうか。

ここでまた唐突に、沖縄のエイサー隊がやって来た。
秀吉と琉球は、関係があるといえば関係がある。

顔を白く塗っておどけてみせる人たちがいた。チョンダラーなどと呼ばれる人だそうだ。
昔ながらのエイサーにはいない役割の人だそうで、これまで私が見たエイサーにはいなかった。今回初めて目にした。

単なる賑やかしではなく、エイサーの一隊を整理したりする重要な役回りも担っているんだとか。

私が知っているエイサーは、こういう人たちだ。太鼓を叩きながら飛んだり跳ねたり踊ったり。
唄を歌う人や、三味線の人もいる。
昔からの沖縄の盆踊りで、時代を経て少しずつスタイルが変わってきている。

家康隊の前には腰元たちが行進する。
衣装が志村けんのバカ殿みたいだ。

千姫だったか。
千姫といえば、江と徳川秀忠の長女で、7歳で豊臣秀頼と政略結婚させられて以降、波乱の人生を送った人物だ。

ええと、どちらさんでしょう?
家康隊では、大坂の陣が再現されて、この人物は豊臣側で暴れていた。

マイクを使った放送があるのだけど、詳しいことまでは教えてくれないので戦いの状況がよく分からない。なんとなく雰囲気を楽しむものだといえばそうなのだろう。

大トリはやはりこの人、徳川家康だ。
名古屋まつりとは、こんな感じの祭りだ。面白さのツボが伝わらないかもしれないけど、そこはかとなく面白いので、機会があれば見にいってみてください。
この祭りは長く続いているにもかかわらず、食わず嫌いで見たことがないという名古屋人がけっこう多い。市内の中心が通行止めになって邪魔くさいくらいにしか思われていないところもある。
一度見てみると、好きになって、私のように続けて見にいくようになるという可能性もある。私は来年もやっぱり見に行ってしまいそうな気がしている。