
SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 10-24mm / 50mm f1.7
日曜日(25日)、中津川の奥、椛(はな)の湖自然公園で、そばの花まつりが開催された。
一度そばの花畑というのを見てみたいと、何年も前から思っていた。それはきっと信州の奥地へ行かないと見られないのだろうと半分諦めていたら、意外にも中津川にあるという。知ったのはつい先週のことだった。
中津川駅から二つ先の坂下というのが最寄り駅で、ちょうと25日はそばの花まつりで駅からシャトルバスが出るという。それに合わせて行くことにしたのだった。
路線バスで行こうとすると時間的に厳しく、歩いて行くと片道1時間半かかるので、この日以外に選択の余地はなかった。
残念ながら今年は種まきが遅れて、見頃というにはタイミングが早すぎた。ピークは10月頭くらいだろうとのことだった。
それでも初めて見るそばの花畑に、しばし見入ることになった。
写真はまあ、たいしたものは撮れないだろうと予想していたから、こんなものかなと思う。劇的にきれいなものではないし、ドラマチックな情景が広がるというのでもない。むしろ花畑としては地味なくらいだ。

駅からつづら折りの道をバスで10分ちょっと行ったところに椛の湖はあった。
そこそこ標高の高いところだと思う。
周囲を山に囲まれた畑で、15ヘクタールうち、5ヘクタールがそば畑になっている。
恵那山もどこかに見えたはずだけど、どれがそうかは分からなかった。

α55の機能の一つ、スイングパノラマで撮ってみる。
シャッターを押しながらカメラを振ると、カメラ内で自動的にパノラマ写真にしてくれるというものだ。
パノラマの精度はなかなか高く、使い所によっては面白い写真になる。
ブログに載せるには、横幅の制限があって、写真が小さくなってしまうのが惜しい。
街中でパノラマ写真をたくさん撮って、パノラマ特集をやってみても楽しそうだ。

全体はこんな感じになっている。
今年は暑すぎて、花の状態はあまりよくないという声も聞こえた。

まつりというからには、食べ物の屋台が出て、ステージイベントなども行われる。
到着したのは朝一のシャトルバスで、まだイベントの準備中だった。

大きな白い犬が登場して、なんだかアルプスのふもとみたいな雰囲気になった。

近づいて見るそばの花は、品があって可憐な姿をしている。

花から花へ、ミツバチも飛び回っていた。
そばの花のハチミツはどんな味がするのだろう。

カエルくんも、あちこちで跳ねていた。
普段は静かな畑に、突然大勢の人間がやってきたから、彼らも驚いたことだろう。

午前中の気温は20度を下回って、空気がひんやりしていた。長袖でもちょっと肌寒いくらいだった。

時間が経つに連れて人が増え、賑やかになっていった。

9時過ぎに到着して、10時40分のシャトルバスで現地をあとにすることになった。
少し慌ただしかったけれど、このあと恵那坂折の棚田を見にいくことになっていたので、仕方がない。そちらのバスの便も、1本逃すと致命的で、この日もタイトなスケジュールだった。
そばの花畑はこれで満足した。今度見にいくなら、赤そばの花畑だ。
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