
SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di
そろそろシラタマホシクサが見頃だろうと、先週、森林公園に行ってきた。
夏の花も終わりへ向かい、虫たちの姿もだいぶ少なくなった。秋の花も咲き始め、季節が移ろいつつあることを実感する。
ヒメウラナミジャノメのカップルも、夏の終わりを感じていただろうか。翅が少し傷んでいる。

まだ夏の雲がもくもく湧いていた。

白いキキョウというのは本来の色なんだろうか。
キキョウは秋の七草の一つだけど、咲き始めるのは夏だから、夏の終わりの花という感じがする。

コガネムシみたいな小さな甲虫。名前は知らない。
花粉でも食べていたのか、必死に茎にしがみついて、手を伸ばしていた。

白いヒガンバナが少しだけ咲いてきていた。赤はまだ全然姿を見せていない。
今年はヒガンバナも遅れているようで、矢勝川も津屋川も、1-2割程度らしい。見頃は10月に入ってからか。

ススキを見てしまったら、もう秋の始まりを認めざるを得ない。

それでもまだ、ヒグラシの合唱は続いていた。
セミの鳴き声を聴けるのも、あと少しとなった。

この日の目的はこれ、シラタマホシクサだった。
もう完全に見ごろを迎えていた。
若い頃は茎も黄緑色できれいだ。だんだん茶色になっていく。

シラタマホシクサはけっこう香りが強い。それに誘われて虫たちも集まってくる。その虫を狙ってクモも巣を張る。

イチモンジセセリの飛翔。
この日、湿地にいた蝶は、セセリチョウとヒョウモンチョウくらいだった。

ヒャー!
茂みでなんかガサゴソ音がすると思ったら、こいつだった。
撮りたいけど、怖い。怖いけど撮らねばと思いつつ、できるだけ寄ったつもりが、ちびってしまって寄りきれず、おまけにピントも合わせられなかった。
何ヘビか知らなけど、ヘビはやっぱり本能的な恐怖を感じる。

コスモスの季節もそう遠くない。
次のメインターゲットは、コスモスとヒガンバナだ。今年は二つともしっかり撮り切りたいと思っている。