天浜線の旅 6 ~三ヶ日-新所原

鉄道(Railroad)
天浜線6-1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 三ヶ日駅に着いた頃には、だいぶ日も傾いて暗くなり始めていた。
 掛川から来ると、ここが文化財指定駅舎の最後となる。
 駅は猪鼻湖(いのはなこ)にほど近い場所にある。浜名湖は猪鼻湖、細江湖、松見ヶ浦、庄内湖と、4つの枝湾がある。すべて水路でつながっているので、汽水湖となっている。
 三ヶ日といえば、みかんで有名なところだ。

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 駅舎の中から。

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 ホームの風景。
 全体的に古めかしさはあまりなく、天浜線の中では大きな駅だ。普通っぽくて物足りないと感じてしまう。

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 駅舎の建物は木造で雰囲気があっていい。ただし、入っているカフェの外観が、駅舎の雰囲気とは合わない。
 桑田佳祐がコカコーラのCMで「白い恋人達」をピアノで弾き語りしたのがこの駅らしい。そのCMは覚えていない。

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 せっかくの湖畔でもあり、少し空が焼けてきたので、歩いて奥浜名湖駅へ向かうことにした。
 これは猪鼻湖に注ぐ川の河口付近に架かる鉄橋だ。空が焼けているときに列車が通れば、いい絵になりそうだ。

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 このあたりは旧街道の趣が残っている。うちの田舎の雰囲気にも似ていた。

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 小さなトンネルの上を列車が行く。
 もじゃトンネルだ。

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 奥浜名湖駅やその周辺の風景が気に入った。またぜひ訪れたい場所だ。

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 これぞ単線風景。

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 線路脇の夕景。
 奥浜名湖駅でも列車に乗らず、そのまま次の尾奈駅まで歩いた。

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 尾奈駅(おな)は、古い学校の校舎みたいだった。

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 待合室からホームを見る。

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 尾奈駅で列車に乗り、終点の新所原まで行った。途中の知波田、大森、アスモ前は飛ばすことになった。

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 新所原駅で列車を降りて、今回の天浜線の旅は終わった。

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 JR新所原駅のホームで現実に戻った。ローカル線の旅は、どこか非日常の違う時間軸にいるような気持ちになる。

 だいぶ残した駅があるので、完全制覇にはまだ遠いものの、端から端まで乗り通したことで天浜線について大まかなところは分かった。
 次は違う季節に訪れたい。ローカル線は冬もよさそうだけど、静岡は温暖な土地だからたぶん雪の天浜線というのはめったに見られないんじゃないかと思う。やっぱり春がいいだろうか。桜の季節に撮りたいとも思う。
 これで来年の楽しみがまた一つ増えた。
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コメント
  • 2011/09/18 15:25
    お疲れさまでした!
    中々読応え、拝見しがいのあるシリーズでした。
    今は天浜線というのですね。私には二俣線といわれほうがピンと来ます。
    昔、C58が頑張っていたころ写真を撮りに行きました。小学校6年生だったかな。
    あの路線、恵那へ向けて開発されたとは思いもよりませんでした。凄い山越えのとんでもないルートを考えたものですね。現代の三遠南信自動車道みたい。

    それぞれの駅、町の雰囲気がよく分かりました。
    春の桜の頃の写真も期待します。

    三ケ日駅の桑田佳祐のCMですが、これかな?

    http://www.youtube.com/watch?v=1fjnUiVOPuY
  • 2011/09/19 00:48
    >moumingさん

     小6で鉄道撮りに行ってるとは、筋金入りですねー。
     当時を知っていたら、また全然違った感慨があったでしょうね。
     今も昭和の名残が色濃いけど、昔と比べたらずいぶん変わったんだろうなぁ。
     天浜線は、とっても気に入ったので、また行こうと思ってます。
     次は遠鉄と絡めて撮ろうと考えてます。
     桑田佳祐のコカコーラのCM、そうそうこれです。
     でも、言われないと気づかないですよね。(^^;
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