天浜線の旅 1 ~プロローグ

鉄道(Railroad)
天浜線1-1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 8月の終わり、前から行きたいと思っていた天竜浜名湖鉄道行きが、ようやく実現した。
 その旅は、とても印象深いものとなった。
 たとえば、奥浜名湖駅のホーム。
 止まったような時間がゆっくり動き、人の気配はなくとも寂しさは感じない。いつまでも待っても来ないのではないかと思われる列車が、ヘッドライトを光らせながら森の奥からガタゴトと姿を現す。
 その日、私は旅の中にいた。行楽地へ行って帰る旅行者ではなく。
 これが私の目に映った天浜線の風景だ。

天浜線1-2

 少年のワクワク。
 旅の始まりは、掛川駅。

天浜線1-3

 田園風景の中を行く。
 稲刈りが始まったところだった。

天浜線1-4

 細谷駅前は、道路がまっすぐ平行に伸びていた。
 自転車で天浜線の列車と競争できる。

天浜線1-5

 待合室の中にある古い木製のベンチ。
 剥げた塗装と無数の傷。そして、落書き。

天浜線1-7

 ドラマ「ウォーターボーイズ2」で姫乃駅としてロケ地になった、原谷駅。

天浜線1-6

 雑草と共存するホーム。

天浜線1-8

 路線のクライマックスといえる、天竜二俣駅。

天浜線1-9

 小さいボーイがお母さんと一緒に列車のお見送り。

天浜線1-10

 車窓から見えた待合室の風景。

天浜線1-11

 奥浜名湖の緑の中を行く列車。

天浜線1-12

 車窓を流れる景色。

天浜線1-13

 駅を飾る花々が優しい。近所の人が育てているものだろう。旅人の心も和ませてくれる。

天浜線1-14

 寸座駅の待合室から見えた奧浜名湖の風景。
 この場に立ったとき、幾多の旅人と同じ空間、同じ景色を今自分が共有しているということを強く感じた。時間を超えて共鳴するものがあった。

天浜線1-15

 夕暮れが迫り、残す駅もわずかとなった。
 旅の終わりが近づいていた。

天浜線1-16

 旅のゴールは、新所原駅。
 けれどこれは天浜線の旅の終わりではない、旅の始まりなのだと思った。
 再訪を心に誓い、天浜線をあとにしたのだった。

 これはプロローグ。次回から天浜線シリーズ本編を始めます。
記事タイトルとURLをコピーする
コメント
コメント投稿

トラックバック