
SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.7
夜の鉄道は、昼間とは違った音を響かせる。
同じようにうるさいはずの列車の通過音や、踏切の警報音でさえ、夜の静寂の中に吸い込まれ、線路沿いの風景はどこか静けさが漂っている。
夜の瀬戸電を撮ってみたいと思いつつ、なかなか機会がなかった。この前、名古屋城宵まつりの帰りに機会がやってきた。名古屋城から大森まで、瀬戸電沿いを自転車で走りながら撮った。
今日は夜間瀬戸電風景をお届けします。

矢田川橋梁を行くシルバー車両。
向こうに見えているのは、ナゴヤドームだ。電車の後ろには東山のスカイタワーも見える。

高架の車窓。

夜の線路は様々な明かりを反射して輝いている。それがとても美しいと思う。
列車の来ない踏切は静けさに包まれている。

列車の通過待ち。
ヘッドライトの光芒がカッコイイ。

夜の線路脇に咲いていたのは、ヨルガオだろうか。
ほとんどの人は見向きもせず、そこに咲いていることさえ気づかないようで、みな家路を急ぐ。

夜の車窓は、光の帯になる。

一日の仕事を終えた列車は、どこか少し疲れているように見える。そんなことはないのだろうけれど。

夜の鉄道は、家へ向かう人と、これから夜の中に出て行く人とが交差する。

警報機の赤と月の白。
夜の鉄道撮りも楽しかった。夜間瀬戸電は、シリーズ化したい。