
SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3
ちょっと猿が撮れるようになった気がする。
撮った写真に猿が写っている。
シャッターを押せば写るのは当たり前なのだけど、プラスアルファが写るか写らないかという差があって、最近ようやく少しだけ写るようになってきた。もちろん、いつでもではなく、ごくたまになのだけど。
お猿が撮れるようになれば、人間も撮れるようになるかもしれない。動物のポートレートと、人のポートレートはそんなに遠くない。ただ、人の場合、コミュニケーションをしながら撮るという点で、決定的な違いがあって、人の方が難度が高い。

白っぽい猿がいて、一頭だけよく目立つ。
毛繕いをしてもらいながらもカメラ目線。

銀髪で青っぽい瞳をしているから、なんだか外国猿っぽい。
猿から見ても毛並みの違いは分かっているのだろう。

レンズを向けるとこちらを見るのは、警戒心よりも好奇心が勝っているのだろうか。
賢い猿のことだから、自分が写真に撮られていることに気づいているのか。

このときは動きの部分を撮れなかった。
次回はジャンプしたりしているところを撮りたい。

この場所は、夕方になると真逆光で、毛並みが黄金色に光ってきれいだ。

毛繕いしてもらって、うっとり夢見心地の表情。
野生だったオスザルのムコドノは、自らこの場所に飛び入りして、すっかり馴染んだようだ。子供も産まれたそうだ。
今度はもっとじっくり時間をかけて撮ることにしたい。もっとお猿が撮れる人になりたい。